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わたしもコタツに入り足を伸ばすとお姉ちゃんの足に当たった。
「小夜冷たいんだけど」
お姉ちゃんは、わたしをチラッと見て睨む。こんな時だけ会話をするお姉ちゃん。
この人達を家族だなんて思いたくない。
わたしには関心がなくて、カピバラさんみたいにぼけ~っとした表情のクセに睨んでくる時の目は怖い、そんなお姉ちゃんをわたしがじっと見ていると、
「何?」と一言だけ言ってお姉ちゃんは、また睨み付けてくる。
「何でもないよ、ごめん」とわたしは、謝る。
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