人物紹介

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人物紹介

こんな人達がいる世界。 夢がアレすぎて複雑な樹くん 現在高一のイケメン君。クォーターなので髪と目の色素が薄い。身長は周りより頭一つ分くらい高く、運動神経がとてつもなく良い。ちゃんとしたトレーニングしたら人外だって目指せるはず。勉強は可もなく不可もなく。 小学生、中学生とその美しいお顔をフル活用してモテライフを満喫していた。特に中学生の頃は取っ替え引っ替え千切っては投げ。同級生から年上のお姉さんまで幅広く交流(オブラート)していた。流石に父子持ちの人には手を出していない。 そんなナルシスト街道真っしぐらのゲスだったのだが、入学式にて挨拶した副会長の先輩に一目惚れ。世界に光が差した。 恋して人格が変わっていく。子犬みたいに副会長先輩に尽くして尽くして、外堀から埋めていった。生徒会に一人分空きがあったのは運命だと思っている。 少女漫画7巻分くらいの波乱万丈な生活を経て、夏休み前にやっと付き合えた。のだが、先輩が大事すぎて手が出せないという、有りがちかつ重要な問題に直面していた。 そんな中、完全に願望を具現化してしまった夢を見て、天を仰いだ朝四時。少しくらい動揺してくれないかなー、とか思って話したらなんか釣れた()。 着いた瞬間玄関のドアに押し付けてめちゃくちゃキスする未来しか見えない雨の中。今日ほど自分の経験値がぶっ飛びそうな案件はない。 素直になれないわけじゃない李緒先輩 キリッとした吊り目が特徴的な、こちらもなかなかの美人さん。純日本人だが、生まれつき濃い茶髪。全体的に髪を伸ばしている理由は、顔が隠れていると落ち着くから。 昔から兄に溺愛され、かつ兄が顔良し、頭良しというある意味最強存在だったので、なんかもう彼氏作るより兄さんといる方が好きだわ、なんて真顔で言ってた小中時代。曇り一つない本心。兄は歓喜で泣き、父は爆笑。 母親は別に死んでなくて、元気に潜入捜査官やってる。その為昔やむなしに一時離婚したが、兄さんが全力を尽くし現在協力者枠を勝ち取った。最近外で別人としてだが、会えるようになる。兄妹が父親似だから出来たこと。 入学式で会長代理として挨拶したら、なんかキラッキラした後輩に好かれた。まぁ顔はいいけど、それくらいでは靡かない。兄さんで耐性がレベルマックスのせい。でも、なんだかんだで優しく、真っ直ぐ想いをぶつけてくる後輩に、少しずつ絆されてく。はっきり自覚したのは六月中旬。信じたくないから逃げまくってたら、ギラギラした目で追われた。多分逃げてなかったら後1カ月なら引き延ばせただろうに。 夏休みに父、兄に会わせたら、地獄絵図になる。なぜか兄と彼氏の、自宅での屋上ファイトが始まり、遠い目で観戦。途中で通りすがりの生徒会長(兄が唯一認めた幼馴染くん)が止めに入るまで続く。引き分けだったから、また会ったら開戦すると思ってる。 手を出してこないことについては、「へー、まぁそんなこともあるんじゃないかなー」レベル。自分に魅力がないんじゃないか、とか考えるよりタチが悪い。気にせず過ごしてたら、今回爆弾投下。彼氏の独占欲の深さを垣間見た。彼氏の色っぽい声に弱い。あと獣みたいな瞳が怖かった。 煽るなら、悪気を持って、全力で。一句考えながら年下彼氏の背中を押す。明日が休みで良かったと思うまで、あと数時間。 慣れた様子の樹くんに嫉妬心が芽生え、それを言葉にして理性プッツンされる未来があったりなかったり。 シスコン?その程度の愛じゃねぇ、な兄さん おれのいもうとがせかいいちかわいい。をキャッチコピーに今日も生きてく天才プログラマー。コンピュータ関連なら無双してる。現在はフリーで活動中。 李緒と同じく茶髪。女顔で、さらに童顔なので、初対面では双子と間違えられる。身長は李緒より若干高いくらい。年は27。 両親が離婚したことについて何やら嗅ぎ取った幼少期。高校の時全力で調べて、人脈を広げまくって探し出した。今は協力している。 普通にモテるが、本人は妹以外眼中にない。から女にはすぐ愛想を尽かされる。しかし最近父の会社の年下部下(男)が何やら本気を出すようで・・・。恋愛ごとについては多分鈍感。 妹の彼氏?誰が認めるかぁぁぁあああ!!呆気なく御乱心。安定なのでノンストップ。 ただ妹が幸せならそれでいいので、いつかは認めるんだろう。いつかは。今じゃねぇから。 ウチの子供は元気だなぁ、な父さん 人が自然と寄ってくる人柄で、いつの間にやらアホみたいな人脈いくつか持ってた。現在友達と企業した会社を経営する。頭は切れる方で、よく友達に「おまえ怖い」と真顔で言われる。 18で卒業と同時に結婚したことは後悔してない。子供産んですぐに嫁が警察学校入ったのも怒ってない。どっかの部署に所属した嫁が二人目産んですぐに「離婚して。事情は説明できない」と言われたことも怒ってない。 だがな、10歳の息子と生後間もない娘置いて行方不明・連絡遮断は、怒っちゃぁーいないがやり過ぎだろ? 外堀から埋めてまた会うために、ちょっとずつ情報を集めてた。途中で息子が動き出したので、影から支援したり。よしよし、流石俺の息子。嫁は、任務が終わったら説教する所存。なんで協力者にならないかっていうと、他人のフリができないから。 え?李緒に彼氏?こーりゃ、お兄様が黙ってねぇなぁ?基本愉快犯の確信犯。しかも野次馬。一番いいポジションで見守っていく。 最近部下が息子にお熱なのを見て、また笑う。 息子と娘には、必要とあらばいつでも手を貸すつもり。幸せになれよ、お前ら。というか、二人の幸せの一端を自分が占めてるとか知らない。息子と娘は、パパ大好きなんだけどなぁ。 会社の年下部下くん 普段抜けてるのに、パソコンと向き合った瞬間雰囲気が凛とするそのギャップに陥落しました、などと供述しており。社長だって孫が欲しいだろうし・・・と遠慮していたが、妹ちゃんに彼氏ができたと聞いて本気でいくことを決意。 ちなみにバイでタチなので、どう落とすか手腕が問われる。 好きになって貰うのに犯罪行為だなんてナンセンス。だから安心して待ってくださいね? ヤンデレに目覚めることはないから大丈夫。というか、兄さん傷つけたらパパが黙ってない。あの人を敵に回すなんて自殺行為、しませんよ……と、遠い目で語る。 地味に巻き込まれる不敏な生徒会長くん 李緒とは仲はいいが、恋愛感情は持たない良き友人。兄さんにも認められた。 久々に李緒の家に行ったら、屋上ファイトしてて驚いた。李緒は止めないから俺が行くしかない!?やだよー、あの二人怖いよー。メガネを犠牲に止めた。 メガネか…いい奴だったよ……。現在はスペアのメガネが意外と使いやすいことに気づき、側室から本妻に繰り上げした。メガネは俺の嫁。ちょっと何言ってるかわからないが、これが通常運転。
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