〈第7落下地点〉

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〈第7落下地点〉

しばらく…布団の上で寝転がりながら、抱きしめ合った。 芽衣子ちゃんの優しい匂い…なんでこんなに落ち着くんだろう。 触り心地のいい黒髪を撫でながら、芽衣子ちゃんがポツリポツリと話すのを聞いていた。 「きっと…私の方が先に好きになった… 小説読ませて貰って…どんな人なんだろうって、ずっと思ってた… ヤスコのお友達なら、いつかは逢えるんじゃないかって… それで…実際に逢えて… 相田さん、すごく優しくて…素敵で… 話しかけられる度に…ドキドキして… …どんどん… …好きになっちゃった…」 目を伏せて、声を霞ませて話す芽衣子ちゃんが、可愛くて仕方がない。 言葉の合間に、唇をついばみたくなるのを必死で我慢した。 ひと息おいて…芽衣子ちゃんが続けた。 「一昨日抱きしめられた時にね… どうしたらいいか…分からなくなった… 相田さんも、私と同じ気持ちなのかなって… ちょっぴり思って…でも… …ヤスコが…」 「え?靖子??」 どうしてここで靖子の名前が出てくるの? 目を丸くしながら、芽衣子ちゃんの次の言葉を待った。 「…ヤスコ、相田さんの事、好きだから… ジャマしたらダメって…思って…」 「……」 えーーーーーっ??? …
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