『葵ちゃんの休日』

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周りが少し、引くくらいの美形夫婦。 「こんにちは。成田と申します。今日はお誘いいただいて、ありがとうございます。」 成田さんは黙っていると冷たく見えるけれど、にこっと笑うと見とれてしまうくらいの人だ。 「初めまして。奏先輩の元後輩の成嶋葵です。」 「成嶋といいます。急なお誘いだったのに、遠くまでありがとうございます。成田さん、むっちゃ、美形。奏先輩?葵がお世話になっていたそうで。ほんと、美形夫婦だなー。」 「そうですよねぇ。」 拝みたい…。 「とんでもないです。お招きありがとうございます!」 コレ、お土産ー。と奏が持って来てくれたのは、フルーツとワインと瓶詰めされたジュースだ。 「すっごく、ステキなおうちだね。」 「うん。センスも凄くいいし、この感じは僕も好きだな。」 「翔馬さん、好きそう。ごめんね、葵、早く来たのは理由があって。お手伝いしたくて、早めに来ちゃったの。」 さすが、奏先輩! 正直、助かりますー。
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