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「あ、成田さん、オレの名刺です。」
「はい。僕のです。また、ご連絡しますね。」
「ごめんなさい、失礼します!じゃ、また!」
あの瞬間、ちかっと思いついたものを会社で文書に起こして、ようやく一段落し、タバコ部屋でひと息ついた、成嶋だ。
あ、名刺。名刺入れから先程、成田にもらった名刺を確認する。
紳士部部長、成田翔馬…。
部長か。道理で店員に変な顔された訳だ。
まあ、突然押し掛けた自分も自分だが。
その後、仕立て上がったシャツもスーツも素晴らしい着心地で、これはヤバいと思っていたら、葵にもすごく素敵ですね、とうっとりされた。
今後もアリだな…。
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