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名札の苗字が成田に変わっている。
葵から見ても、奏はお仕事バリバリ!の人かと思っていた。現に今はマネージャーでもあるのだし。
自分こそ、いつの間に…だ。
「ここの人。だから、お互い仕事のことは理解出来るって感じかな。家庭に入ってとは言われなかった。今回の昇進も喜んでくれたよ。」
「良かったですね。」
綺麗で大好きな先輩だ。
幸せそうで良かったと思う。
また、連絡しますね。
うん、ご飯でも行こうね、と連絡先を再度交換し、別れた。
自宅に戻って、帰ってきた炯に報告する。
「へー、良かったじゃん。そういうのは縁だからさ。大事だよ。あ、今度のバーベキュー、良かったら来てもらったら?葵も知り合いがいた方が楽しいでしょ。良かったら旦那さんも一緒に。」
土曜日…どうなんだろう…。
「聞いてみます。」
早速、交換した連絡先で連絡してみたら、土曜日と言っても時期的には忙しくないから、ぜひお邪魔させてもらうー!でも、本当に旦那さんもいいの?と返信があった。
知らない人ばかりで申し訳ないけれど、遠慮するメンバーではないから、お嫌でなければ、ぜひ、と返す。
もちろん、野村先生も早瀬先生も顔見知りではあるのだが、奏が来てくれたら、なお一層嬉しい。
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