プロローグ

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プロローグ1 友哉(ともや) side _____________________________________  プロローグ1の友哉(ともや)目線です。どうしても書いてみたくって。衝動が押さえられませんでした。プロローグ1と内容が似ている為、飛ばしていただいても、何ら問題はないかと思います。 _____________________________________  ・・・あぁ、緊張するなぁ。・・・  こんにちは、僕は、十城(じゅうじょう) 友哉(ともや)。16歳。高校1年生の男子です。 僕が、何に緊張しているかというと、今日が夏休み明けのテストというだけではなく、幼馴染みで親戚のお付き合いをすることになった、十和(ときわ) 姫絽(ひいろ)ちゃんを迎えに行くためである。いつも、迎えに行ってるけど。お付き合いしだしてからのお迎えは、今日が初めてなので相当緊張している。 ・・・・・ピンポーン。 「おばさ~ん。友哉(ともや)です~。姫絽(ひいろ)迎えに来ました~。」 「はいはい~。姫絽(ひいろ)~。友哉(ともや)くん来たよ~。」 「はぁ~い。」 「いつも、迎えに来てもらってごめんね~? あ、そうそう、コレ姫絽(ひいろ)と、電車の中でも、食べてー。後、はい。2人分のお弁当。」 「ありがとうございます。お弁当箱は今週ウチなので、2つともウチに持って帰るので、こちらには帰ってこないかと思います。」 「ありがとね~。友哉(ともや)君、姫絽(ひいろ)と、同じ学校を選んでくれて、お陰で、お弁当~、週1は、楽させて貰えてるもの。」 「いえいえ。こちらも同じですよ~。母が、楽できていいわ~、って喜んでました。」 「あらあら、そうなの。」 「ごめんごめん~。まった~? 友哉(ともや)君。」 「うん。待った。行くよ。急がないと、電車間に合わない。」 「了解~。」 「「おばさん(ママ)。行ってきます。(行ってきます~。)」」 と言った後。姫絽(ひいろ)はおばさんの頬にチュッとキスをする。 それが、いつもの、出かける前の姫絽(ひいろ)の挨拶だった。 2人仲良く、姫絽(ひいろ)のおばさんに行ってきます。と声を揃えて、出ていく。 思えば、これが、親戚(家族)との最後の挨拶だった。
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