幼少期

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(幼少期) 1-2 ヒイロ誕生(メイド.side) _____________________________________  前回のお話のメイド視点になります。読み飛ばしても大丈夫かと思います。  まず、前提として、この世界の1ヶ月は30日で、それが12ヶ月で1年とお考えください。  一月の読み方は変わらず、1週間は、6日。週の曜日の呼び方が違います。 月→光(ひかり) 火→大海(たいかい) 水→雨(あめ) 木→花(はな) 金→雷(かみなり) 土→闇(やみ) 日→☓(1週間が6日の為、曜日事態が無い。)   となり、全ての後に、〇〇の日と付きます。  例。4月30日。闇(やみ)の日。  なるべく、曜日を付ける時は、ルビを振るよう気を付けますが、ルビが無い等、見つけましたら教えて頂けると、有り難いです。その他にも、この世界には、日食と月食があり、それが4年毎に起きる為、日食のある年から4年を白(はく)の年、月食のある年から4年を黒(こく)の年と、呼んでいると解釈して頂けたらと思います。  神眼(しんがん)と言うのは、元号と同じ意味を持たせています。 _____________________________________  神眼(しんがん)、白(はく)の4年、5月9日、雨(あめ)の日、22時ぐらいから、奥様の陣痛が始まった。5月10日、花(はな)の日、深夜0時に本格的に始まり、2時にお嬢様がお産まれになって、数分後、奥様の体調がお悪くなった と思ったら、奥様の胸の上に居たお嬢様が、まだ、魔法の魔の文字もお分かりにならない筈なのに、奥様に魔法をお使いになられていたのです。  お産まれになってすぐ、お嬢様自体のお体も万全では無いのに、魔法を使われたからか、2日もお眠りから覚まされませんでした。その間、お嬢様のご飯は、私の魔力と旦那様の魔力でした。本当にお嬢様が亡くなってしまったのかと思ったわ。  2日後の夜に目を覚まされた時は本当にホッとしました。それと、お嬢様のお名前がやっと決まって、ヒイロお嬢様と呼ぶように、と旦那様に言われました。そして、お嬢様が、奥様にお使いになった魔法が光の魔法の一種、回復魔法らしいと仰られ、神殿に連れて行かれる可能性が在るので、誰にも喋らないようにと言われました。  勿論、お嬢様の為です。喋りません。大切で大事なお嬢様を神殿みたいな、光の魔法が使えるだけで、幼い子や大人等、ありとあらゆる者を連れて行き、聖女や聖人(せいじん)にする。  そんな事させません。あんな、意志も何も無いような人形みたいに、お嬢様をさせたくありません。心から、お嬢様を守ります。旦那様。とメイドは思ったのであった。 _____________________________________  どうでしたでしょうか?ヒイロ視点を、メイド視点に変えて、書いてみたのですが、ヒイロがどういう状態かうまく伝わったでしょうか?伝わってくれると嬉しいです。  これからも、こう言うように、ヒイロ視点の後に、メイド視点、又は、旦那様視点、又は、閑話と言う風に書いて行きます。ルビの振り忘れや、誤字脱字おかしいと思った事、ございましたら気軽に、報告下さい。 次回、2-1 ヒイロ、(テルデウス)と話す。1 お楽しみに~
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