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「そんなことをせんでも毎年サンタはやって来ているだろうが!」
「そうなのかな。」
マックが言うとマックの父親が当たり前だと再び声をあげた。
「今朝だって最新ゲームのセットがちゃんと届いていたんだ!サンタはお前が居なくてさぞ面食らったろう!こっちは捜索願を出すやら街中探しまわるやら大変だったんだからな!」
「もうしないよ。」
マックはうなだれてみせた。
「当たり前だ!まぁ、とにかく無事でよかった・・・。」
マックとその父親のやり取りが続いているさなか、ジャスティンの母親が息子を見つめて言った。
「ジャスティン、それでどうだったの?」
「え?」
母親は息子の顔をまっすぐに瞳に映していた。
「サンタさんは来たの?プレゼントはもらえた?」
ジャスティンは一度目をそらし、こう言った。
「母さん達が俺達を見つけた時、なにがあった?」
「あなた達が居た以外には無かったわ。」
その答えが来ることは想像していた。
一晩で巨大な大樹が突然現れたのなら自分たちの事だけではなくその事についても大人たちは矢継ぎ早に聞いてくるはずだ
「じゃぁ、それが答えなんじゃないの…?」
ジャスティンはつまらなそうにそう答えた。
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