アーディティヤ(1)-二つの光-

用語辞典①

【アディティ】
　世界を束ね、秩序を管理する大組織。あらゆる経済や情報を管理し、支援している。
　各地に支部があるが、本部は広大な土地と建物が並んでいる。
　アーユルを育てて管理するために能力を中心に勉学を学べるアディティ管理下の学び舎もあり、プラクティスと呼ぶ者が多い。
　アディティ管理下の学舎は世界中に続々と増えており、設備は能力対策された訓練所や医療に特化した場所もあり、中にはドーシャを用いた実験・独自能力・武器の開発もしている。
　十代の内に通う者が多く、長期で何年もいるものが多く、一年も待たずに卒業する者もいる。
　卒業のためには仕事能力や戦闘能力の資格を得ることですぐにプロビデンスやアディティの事務員などに就くことも可能。アディティの直接管理下の仕事に就かない者もいるが、アディティとのコネを得たい者や、アディティにアーユルとして危険視されないために、アディティ管理下の街に住むアーユルはだいたい通っている。

【プロビデンス】
　アディティに属するアーユルを中心とした武装した能力者。基本的には戦闘員として護衛に調査、罪人や人外の生き物を討伐・捕獲するための存在だが、雑務や支援活動を任されることも。
　危険な任務ほど報酬金が高いので、それを中心に請け負う実力者もいる。
　近年は危険な任務に対して最低でも二人一組で行動することが多いため、パートナーを決めて長期で共に行動することも。
　これは双方の単独行動の制限と監視の理由でもある。

【アーディティヤ】
　プロビデンスの中でも代表する上位実力者の数人で単独行動が許されている。
　順位は選ばれた順だが、戦闘の実力や権威によっては繰り上がることもあるため、アーディティヤ同士の公式の決闘も行われることも。
　上位三名による貢献が大きく組織は変わっていき、最終的に九人目まで選ばれた。
　後に二位のシヴァは自身を支持するシヴァ派をまとめて組織を抜け、反組織マハーカーラを作って主となり、プロビデンスに大打撃を与えて行方不明者・死亡者を多く出し、その中にはアーディティヤもいる。
　そうして急遽人員が減ったため、またその穴を埋められるだけの逸材も居ないため、現在アーディティヤには一部空白の順位がある。