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【レン・アタルヴァ】
※レンを漢字にすると蓮(はす)と読み、蓮の花言葉は清らかな心と神聖。
真っ直ぐに茎が伸びて咲く姿とその清らかさはハルカへの想いの真っ直ぐさから。
宗教でも度々出る花でもあり、その神聖さはアタルヴァという特殊能力をイメージ。
[体型]
性別男性。
組織の者による発見時、年齢14歳。身長168センチメートル
アタルヴァ族の少女護衛任務時、16歳。172センチメートル
アタルヴァ族特有の黄緑色の髪の色と瞳。
前髪がやや長めで、髪の色はハルカ・アタルヴァと比べると緑よりに濃い。
肌の色は発見時は色白に近い肌色だった。アタルヴァ族は肌の色が色白に近い肌色の者が多い。これは人目を避ける傾向があるため、霧の多い所や街里離れた場所を住むのが影響していると思われる。
本人共に一緒に居たハルカ・アタルヴァ共々記憶喪失のため確証は得られないが、その唯一覚えている名前と、アタルヴァ族の特徴である外見、何よりアタルヴァ族しか持ち得ないドーシャの三倍ほどの質量を持つアタルヴァを宿しているため、アタルヴァ族なのは間違いない。
筋肉はほどよくついており、普段からある程度鍛えていたようで体感もよく判断能力も早い。
プロビデンスになって以後、ジン・イフリートによる二年近い指導や自主的鍛錬、何より任務による実戦経験により、充分な筋肉量と体力・戦闘能力を得(え)ている。
そうして外出することも多くなり、肌の色も健康的な肌色へと。
[服装]
発見時はアタルヴァ族の男性用の緑色の民族衣装を着ていたが、血まみれで破れており、アディティ本部に着いたのち本人の望みでアムレット・チャームが処分。アタルヴァ族に対して記憶が無いから思い出も無いからか、もしくは過去への不安によるものからか。
その後はアディティ支給用の黒い上下の長めのシャツとズボンで間に合わせた。
プロビデンス登録後は組織から支給された茶色い皮の防具の上着と茶色いリュックを装備した。
靴は元々履いていた茶色いカンフーシューズを手入れしたのち使い続けた。
およそ一年後、プロビデンス就任一周年祝いにジン・イフリートが買ってあげた、フード付きの黄緑色の着物を羽織るように。帯は茶色。刃物を通しにくく、多少は防水・防火機能がある高級品。
その衣装はテンカ一族がある街で買った物なので和風の装いだご、彼が着ていたアタルヴァ族の民族衣装を思わせるあたり、自分がアタルヴァ族ということを忘れてはならないと思ったからなのかもしれない。
靴は以前のに似たようなカンフーシューズを買って使っている。
[性格]
一人称は”俺”。
他人を呼ぶときはフルネームか、親しみを込めると名前で呼ぶ。
怒りを持った相手には”貴様"・”奴”。
話す時も漢字を多様することが多く、端的で堅い喋り方。無駄なことは言わない。
瞑想をしたりと物静かだが、常に理想への熱い気持ちを持っている。
無愛想だが、本人は気持ちを抑えているわけではないので、言葉・質問は直球で、よく見ると目つきや眉もとでリアクションを取っている。
不機嫌なときはジト目になる。
物事への関心・興味は記憶喪失の影響か世間知らずなせいか高いので、わりかし付き合いは良い。
一人で過ごす分には自分の目的にしか興味があまり湧かず基本的に他人に興味や信用を抱かないが、ジン・イフリートにはそれなりに信頼している。
その純粋な戦闘能力やドーシャの圧倒的な力はもちろん、任務や人柄的にも正義のために真面目で努力し続けているのを間近で見てきたためである。
そのため、彼の弱さ……任務を絶対としつつ、どうしても捨てきれない お人好しや弱さにも共感している。
食事をしているときは頬(ほお)もだいぶ柔らかくなる上、特に満腹感や美味を刺激する食べ物には目が輝くのが見れて幸せそうとのこと。
これと決めたら貫く真面目さが強いが、きっかけがないと広い視野で考えられないため、そんな彼を正す相棒や仲間は不可欠だろう。
価値観はハルカ・アタルヴァへの依存から現状・未来のために常に優先・行動しているため、自分や彼女にとって親密な相手には礼儀を尽くし、その邪魔をする相手への怒りは強く、手が出やすい。
悪意のある暴力・犯罪への敵意も強く、特にマハーカーラに対しては自分と彼女を二人ぼっちにさせた原因と思っているため憎しみを抱いてる。
そのため、彼らを上回る実力を付けたいという想いも強い。
[趣味]
本人談によると無し。しいていうなら鍛錬。
体を鍛えたり、能力者としての実力無上のための鍛錬や能力の勉強を進んでしている。
本来ならプラクティスを卒業してからプロビデンスになるべきだが、その実力から、プロビデンスになってから合間にアディティで勉学や能力知識を身につけている。
生活面や経済面の勉強も自主的にしている。特に経済面は事務員のアムレット・チャームとの金銭相談ついでに勉強しているようだ。
記憶喪失になった影響で新たな知識を求めているのか元々真面目な性格なのか、自分が興味持ったりハルカ・アタルヴァのために必要なことは進んで知識を身につけている。
唯一、彼個人が娯楽と呼べるものは食にあるのではとジン・イフリートやアムレット・チャームが言っている。
彼は健康と肉体強化のために必要なのでなるべく体に良いものや満腹感を得る料理を食べるようだが、味の丁寧な食べ物や料理への味覚の良さは敏感で興味も強い。
基本的には米・肉料理を好んで食べるようだ。
[役職]
組織の者による発見時、彼の武器と思わしきアタルヴァを剣状に放出して扱う柄があった辺り、戦闘員のアーユルだった可能性。
ブラフマー・クラウンの推薦もあり、実力試験のみで、わずか数日で十四歳でプロビデンスへと。
アタルヴァによる運動機能増加が可能とはいえ、それを使いこなすだけの運動能力が元々備わっていたためでもあるようだ。
実力は中級。任務への積極性の高さで実践経験も多く積んだおかげか。
稼ぎが高い実戦任務の数々をこなすのは、武装能力者としての力と金銭が欲しいとのこと。
金銭というより、ハルカ・アタルヴァを養うための貯蓄や生活環境を手に入れるために、アディティへ金を多めに払っている。
アディティもその想いに応えるため、アディティ本部の事務員でもあるアムレット・チャームが金銭の管理をしている。アディティ越しにハルカ・アタルヴァがよりよい生活環境を送るための金や物資を支給し、それをプラクティスの教職員シリウス・メイスンが対応している。
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