人物紹介①

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[武器]  アタルヴァ族が主に使う武器の柄。  先端の窪みからドーシャを放出して刃を作り、剣として扱ったり、光線攻撃に使う。  ブラフマー・クラウンがアタルヴァ族の村の塔の屋上で拾った物のようだが、本人の物かは不明。自身のアタルヴァを感じ取ったことから本人の物と思われる。  アタルヴァにも耐久できる頑丈な素材で出来ているが、それでも物足りなさを感じるほどレン・アタルヴァのアタルヴァは多く、一年間でメイン武器としての使用は終わった。  プロビデンスになってある程度任務をこなしてからアディティに発注していた炎の剣と呼ばれる【ティソーナ】を支給される。  通常の刀などの武器と比べると刀身が一回りほど太いため重い。扱うには相当な筋肉量が必要になるが、彼はアタルヴァで肉体強化し補っている。  この剣は本物のティソーナではないものも、それに近い性能として作られた。  炎や高エネルギーに耐えられる頑丈な素材なため、アタルヴァとの相性はよく、彼が全力を込めたアタルヴァでの強化にも長時間耐えられる。  彼はこれを背中の鞘に収納し、上半身用のベルトで固定して持ち歩いている。鞘は分厚い皮素材なため防具としては使えないが軽い。  移動時はその上にリュックを背負うことが多いため、戦闘時はリュックを外す。 [能力]  膨大なドーシャを持つアタルヴァによる武器や肉体を強化する能力。  戦闘時は肉体への強化は腕や足を中心にすることが多い。剣の重さに耐えるためや、身体機能活性化により、剣技の柔軟性を上げるため。  全身に強化を回すことも可能だが、アタルヴァの消費が激しいため、危機的な状況か短時間しか使わない。アタルヴァは質が良い分、使えば体内エネルギーの消費も激しいからでもある。  多いアタルヴァの影響で肉体の回復量も早い。  武器に強化を回して強度や切れ味を高めたり、その武器を原型にアタルヴァの刃を作って伸ばすことも可能で、十メートルほどは伸ばせる。  高密度エネルギー体なので破壊力は岩をも砕く。  アタルヴァの消費を節約するため、武器にアタルヴァを溜めて強化し、アタルヴァの刃を伸ばして使って伸縮させて武器に再びアタルヴァを溜めることも可能だが それでも多少消耗。  武器に溜めたアタルヴァを光線のように放出することも可能だが、アタルヴァの消耗が激しいため、放出量が大きいほど連発限度が高まる。  最大出力で放てば正面一体をアタルヴァよる熱で消し炭にできるが二発が限度。  そしてアタルヴァ族特有の能力は、アタルヴァを相手に与え、そのアタルヴァに意識を集中することで、与えた本人の位置や生命状態・アタルヴァの量が分かる。  距離が離れれば離れるほどその知覚できる量は下がるが、レン・アタルヴァはハルカ・アタルヴァとお互いにアタルヴァを共有しており、レン・アタルヴァの場合は対象のアタルヴァを最大二キロメートルほど先、小さな街全体程度内は知覚できると思われる。  その知覚外の距離に居たとしても、生きていることくらいは実感できるようで、ハルカ・アタルヴァとは孤独の穴をそれで埋めていたようだ。  この共有能力はアタルヴァをもらった側がそれを取り出さないかぎり、自身のアタルヴァと同調させておくことで、永久に消失しないようだ。
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