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風の街の少年……
-風の街ガメイロ-
そこは、崖の中に影のように作られた北東が大都市が1つガメイロ。
人々は、高台にある教会の風の音を時報変りに見上げる。
最下層そこには、有り余る地下水を利用した世界でも珍しい巨大な噴水がまるでぶつかり合う運河でもあるかのように膨れふく。
「おいカナタこの鳥こないだ見たやつだろう?」
そこは、崖の大部分をまるで何か巨大な鋭利なものでも使い削ぎとったかのような崖の中に出来た影の濃い巨大な空間。
人々は、そこに、店を作り、居住区を作り、娯楽施設を作り、街を作り生活をする。
「なあ話し聞いてる?カナタ」
先の家から出た少年ゴオウ-カナタは、今、そこにあるいつものとろにいる。
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