『本編』終了後の【あとがき】

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つまり、何が言いたかったかと言うと。 ある種、✨ザ・王道✨な作品を、折角、時間を費やして読んで下さる方に、どうしたら、少しでも面白く楽しんでもらえる作品になるだろうか……、ということを念頭に置き、無い頭を必死に絞り出し悩みながら、かつ、今度こそ、消化不良にならないように自分も書きたいものを書くんだーっ!と、無謀にも二つのことを目指しながら、書いた作品になりました。 これはこれで、凄く勉強になった気がします。 というのも、今回は物語のオチではなく、物語の構成そのものに、かなり頭を悩ませた作品となったからです。 だから、逆に最後のオチになる部分は、かなり最初の段階で、ほぼほぼ決まってたんですよね。コレ。 逆に言えば、このラストにする為に、あーでもない、こーでもない、と必死に頑張った感があります。 (キャラとプロットの乖離に非常に悩まされたのは最後の最後なので、逆にその時には構成的には、殆ど動かせない程に固まってました。だから、余計に苦しんだという……(笑)) 構成的に言えば、話を現代に戻した時に終わりにする(この時点で本編の「5」くらいかな。大体、短編2万字程度)、とか、その時にライフェルン大公子やヴィルフォード王子の記憶を持った、所謂(いわゆる)、当て馬的なライバル出して、現代で話を展開するver.も一応、瞬間的に考えたんですよね……。 ただ、後者の当て馬登場ver.だと、セラ/昴があまりに不憫過ぎるので、私の脳内で即却下されました←(笑) だって、彼、何百年も転生重ねてやっとこさ、杏に逢えたんですよ……。 奇跡に近い感じなのに、他の人の、それもライバルになりそうな人物の転生周期と場所が、ほぼ杏と一緒って……。 ご都合主義通り越して、まるで、ライバルの方が杏と結び付きが強いみたいじゃないですか……。 (だから、最後、カサドラに嫉妬してるんですよね、昴……(笑)。まぁ、彼女が本当にカサドラなのかどうかは、皆さんのご想像にお任せします) なので、途中、ライフェルンに外見が似たキャラが出てきますが、あれは、本当にあくまで外見が似てただけ、です。
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