出会いは

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出会いは

「おい河西(かわにし)、いい店見つけたぜ?」 「お前さぁ、バイトしてんだろ?お前も来いよ」 「えーなんの店?」 「女の子といいことする店だよ」 バンドしてないから、暇で歩いてたら、高校のときの友達に会った。連れられて来られたのはなんかエロい店? 「彼女いたことないけどいいのかなー?」 「ちげーよ、ここは金出せばやらせてくれんの」 「お前バカだろ?金払ったらやってもらえるんだぜ?」 「え?そうなの?」 「バカすぎだろ、うける」 みんなお店に入ったから俺も入る。 「君たち未成年?」 「違います〜。俺らちゃんと働いてますよ?フリーターっすよ?」 「本当か?金ないやつと学生はお断りだよ」 受け付けの人がじーっと見てる。 「な、河西?働いてるよな?」 「コンビニでバイトしてるっす!」 「…いいだろう。どの子にする?」 「俺はこの子だな」 「俺はこっち、で?お前は?」 女の子の写真をみんな見てる。 「知らない人から選べないよ」 「お前バカだろ。お前のタイプで選べよ」 「タイプ?」 「あーうぜぇ。お前の好きな女子にしろってこと!」 「顔で?」 「はー。誰でもいーから人気のある人こいつにつけて」 「わかりました。では、お1人ずつご案内します」 よくわかんないなぁ?だけど、みんな知らない男にどっかに連れていかれた。俺もついていく。 「どうぞ、こちらへ」 部屋の中には、女の子がベッドに座って待ってた。俺1人だけこの部屋に入れられた。 「こんばんはー!お姉さん、聞きたいこといっぱいある!」 「お客様…?よろしくお願いします。では…お風呂の準備しましょうか?」 「ねーなんの店なの?エロいことするの?」 「…そうですけど、それ以外なにがあるんです?」 「なんかよくわかんなくてきたんだよー」 「そんなことがあるんですか?」 「わかんない。お姉さんとエロいことするの?」 「そうですけど…」 「初めて会ったのに?知らない人なのに?」 「それができるのが、このお店なんですよ」 「なんでこの仕事してるの?楽しいの?」
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