公爵令嬢が王太子殿下に婚約破棄されたお話。

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公爵令嬢が王太子殿下に婚約破棄されたお話。

勇者は世界の救世主 魔獣もすべて 逃げ出した 勇者は神に愛されて 精霊たちも味方する 語り継がれる その姿 勇者は世界にひとりだけ **** あまり広くはないが、精霊の加護を受け、作物などもよく育つ土地を持つエラデリア王国は、近年国家として目覚ましい成長を遂げていた。 その成長ぶりは、隣に位置するデカラビア帝国の国王すらも危惧するものであるという。 その急発展の裏には、勇者であるハイラーク公爵があるというのは最早この世界の常識ともいえる。 フィルフォン・ハイラーク公爵は、若い頃各国を旅していた。 それは、彼の若かりし当時公爵家当主であった、彼の祖父が命じたものであると言われている。 フィルフォン公爵の父は彼が物心つくかつかないかの頃、流行り病にてこの世を去った。 彼の祖父は、自分が亡くなった後のことを案じてだろう、彼に急速な成長を求めた。その方法が、一人で各国を巡ることであった。 これには、権力を求めすり寄ってくる者達から彼を離すという目的もあったのだろう。 兎に角、そのような事情で彼は各国を旅し、その先々で人々の生活の安寧を脅かす魔獣を討伐した。 そんな彼を、人々は褒め称えた。 何故なら、どんなに優秀な騎士でも、どんなに強力な兵器でも、魔獣は討伐できないからである。 魔獣は勇者にしか討伐できない。これも、この世界の常識であった。 ***** 「フィーラ・ハイラーク!貴様のローズ・トリアイナ嬢への仕打ちは、たとえフィルフォン・ハイラーク公爵の娘であったとしても許しがたい!よって、王太子である俺との婚約を破棄し、公爵令嬢の地位もはく奪することとする!」 厳かな雰囲気の中、場違いな大きい声が響き渡りました。 何事かと驚く貴族の皆様の注目を一身に浴びた当人――エラデリア王国国王陛下の唯一の子、ギリウス殿下――は満足そうに口端を上げております。 この方は、確かに私の婚約者。ですけれども、この婚約には過分に政略結婚の意味を含んでおりますので、愛情はございません。 ギリウス殿下のすぐ隣には、先の発言で名前の挙げられていたローズ・トリアイナ嬢と思われるご令嬢が立っていらっしゃいます。 さてはて、お会いしたことはないかと存じますが――どうだったやら。 ローズ嬢は眉尻を下げ、心細そうな表情を浮かべてギリウス殿下に寄り添っておりますが、先の発言を理解しローズ嬢を見る貴族の皆様方は、冷ややかな視線を彼女に送っております。 お二人は忌々し気な表情で、私を睨みつけておりまして、私は彼らに何かしたかしら、と思い浮かべてはみたものの思いつくものはございませんでした。 周りからの冷たい視線が意味するところを理解できるはずもない彼らは、尚も私へと身に覚えのないことを連ねます。 ――曰く、私がローズ嬢を学園で平民と罵り社交界からも爪弾きにした。 ――曰く、私がローズ嬢の机から持ち物を持ち出し、隠したり壊したりした。 ――曰く、私がローズ嬢を学園の階段から突き落とし怪我を負わせた。 ギリウス殿下と仲が良いローズ嬢へ嫉妬した私が行ったという、覚えのない罪状ばかりを並び立てられ、ただただ首を傾げる。 そもそも、何故私がギリウス殿下とローズ嬢の仲に対して嫉妬しなくてはならないのでしょう。 私とギリウス殿下はあくまで王家側から打診のあった婚約なのですし、破棄したければ国王陛下を通して下さればよいのです。 ――それなのに、このような場で。 「ギリウス殿下が、私と婚約破棄したい旨は理解致しましたわ。もちろん罪状については私の知り及ぶところではございませんけれど」 「貴様、この期に及んで」 「ただ、婚約破棄については承りました。元々国王陛下からの打診があっての婚約ですもの、王国側からの破棄にこちらが否を言うこともございませんわ」 「な…っ!婚約は、お前が俺に惚れているからだと…!」 「まあ、そんな」 俺に惚れている、だなんて、私から一言だって愛の言葉を聞いたこともない癖に自意識過剰もいいところですわ。 ギリウス殿下はこのような方でしたのね、結婚前に破棄と相成って助かりましたわ。 「まぁ兎に角、婚約破棄に関してはそのように。国王陛下並びに王妃殿下は遅れていらっしゃるとのことですので、あとでご報告はお願いいたしますわね。――それで、公爵令嬢の身分をはく奪、でしたかしら?そちらはまぁ、間違いはありますけれども、はく奪して頂いて結構ですわ。ギリウス殿下との婚約が破棄となった以上、私がこの国にいる必要性はございませんもの」 その言葉に、ひぃ、と悲鳴のような声を上げたのは周りにいたエラデリア王国の貴族の皆様方。 折角何の危機もない国におりましたのに、お可哀相に。 恨むのなら、彼らを恨んでくださいましね。 逆に不思議そうな顔をされたのは、他でもないギリウス殿下だ。 「なんだ、間違いとは。俺の何が間違っているというんだ」 しいて言うならば最初から、とは思いますけれど、発言の中だけで言えば。 「私、公爵令嬢ではなく公爵家当主でしてよ。ですから、身分が間違っていると言いたかったのですが。…まぁ、はく奪されるのであれば別に大差はないですから、そこはどちらでもようございますわ」 「な…っ!?なぜ、お前が公爵家当主なのだ」 「ギリウス殿下、この場がどういう場か、本当に分かっていらっしゃるのですか?分かっていてこの場でこのような意味のわからない断罪劇をやった等とは仰りませんよね?  ――今日は、儚くなられた私の父を悼む場なのですよ」 周りの貴族の皆様がゆっくりと頷かれる様子が見える。 このような場でこんなことをするなんて、と周りから冷ややかな目でずっと見られていたというのに、彼らは気付かない。 「そ、そんなことは分かっている!フィルフォン・ハイラーク公爵は、勇者と言われとても優秀な方であった!…が、こと子育てについては不向きであったようだ。しかし、フィルフォン・ハイラーク公爵の育て方が悪かったとはいえ、彼は勇者という誉れある立場であり、貴様はその勇者の娘であった。だからこそ、貴様の断罪はフィルフォン・ハイラーク公爵が亡くなり、そのために集まった各国の上位貴族の者達に知らしめるこの場を選んだのだ!」 そう宣言したギリウス殿下に、横で侍るローズ嬢が勝ち誇ったような笑みを浮かべる。 ――なんと、彼らは敢えてこの場を選んだという。 そうでしたら、本当に、…ええ、本当にお馬鹿さんですこと。 私の父が勇者たる所以を、本当の意味ではご存じないのですね。 歴史の教科書をよくお読みになっていれば、皆様分かることですのに――…どうやら、この国の王太子殿下はお勉強が苦手でいらっしゃいますのね。 「なにがおかしい!」 「怖さでおかしくなっちゃったのかしら」 彼らのオツムの弱さについ笑うと、ギリウス殿下が怒ったように発言し、ローズ嬢が嘲るように笑う。 「皆様方、勇者にまつわる詩を知っていて?」 「…知らぬわけがなかろう。勇者であるフィルフォン・ハイラーク公爵を詠ったものだ」 「あら、よくご存じないようで。あれは、お父様のことだけを詠ったものではありませんわ。歴代の、勇者たち――初代の頃から詠い継がれたものですのよ。歴史の参考書はお読みになったことがないかしら?」 暗に勉強ができないことを馬鹿にする発言に、ギリウス殿下とローズ嬢が顔を真っ赤にして憤慨なさっている。 「勇者たち、だと?――『勇者は世界の救世主。魔獣もすべて、逃げ出した。勇者は神に愛されて、精霊たちも味方する。語り継がれるその姿、勇者は世界にひとりだけ』――と、詩にもあるではないか!」 「そうよ!その詩なら私だって知っているわ!」 「ふふ、本当に、上辺だけ見てお勉強なさっていらっしゃるのね。この国の王太子殿下はお勉強が少しで済むようで、羨ましい限りですわ。きっとここにいる皆様方なら、詩の意味をご存じでしょう?」 そう言って周りを見渡すと、当然だ、と頷かれる。 その内の一人――ディーク帝国の次期国王であられるヴァール殿下が私の元へと歩み寄って下さる。 ヴァール殿下は見目麗しいですが、滅多に笑顔は見せないお方です。 父と各地を回りましたときにもお会いしたことがございますが、それでも少し口端を上げた程度でございました。 それは他の者へ威厳を見せるためとも言われておりますが、実のところはよくわかりません。 とはいえ、その見た目の美しさから、帝国の国宝とも言われるヴァール殿下は、女性からの人気も高く、多く妃候補としていろいろな貴族令嬢から結婚の打診があると聞きますが、それらを全て悉く断られていることも有名なことでございます。 ヴァール殿下の登場に一番目を輝かせたのは、他でもない、ローズ嬢だったご様子で。 「ヴァール様っ!わたし、ローズと申します!お会いできて嬉しく――」 「黙れ、無礼者が。発言を許していない上、先程までのフィーラ公爵への仕打ち、今すぐに投獄しても良いのだぞ」 「ひっ…」 身分も考えず帝国次期国王へと言い寄り、そして当然のごとく切り捨てられましたわね。当然でございます。 ギリウス殿下も思う所はおありなのでしょうが、お相手がヴァール殿下とあっては、逆らえはしないのでしょう。 「ふふ、ヴァール殿下、私は身分をはく奪されておりますので、公爵は不要ですわよ。今は平民ですので、呼び捨てでも結構ですわ」 「む…、そうか。では、フィーラ殿。『次候補』は私で良かったのだったな。後程我が帝国での爵位は検討させて頂こう」 ヴァール殿下が、口端を少し上げられる。 目を細めて私を見る表情を拝見するに、今は左程不機嫌ではないご様子ですわね。 「ヴァール殿下、恐れながら、その女はこのか弱きローズを虐めた悪女にございます!先程帝国での爵位と仰ったが、それは」 ギリウス殿下の発言が、ヴァール殿下が睨みをきかせたことで止まる。 折角機嫌が悪くなかったところでしたのに、害されてしまわれましたわね。 「先程までのギリウス殿下の発言並びに行動、この私がしかと確認した。このまま全員ひっとらえてもよいが――そうだな、詩の解説でもして差し上げた方が宜しいか?この国の箱入りお坊ちゃまには」 明らかにエラデリア国を馬鹿にした発言でございますが、ここで異を唱えられる方は一人としておりません。 それはもちろんヴァール殿下が時期帝国国王であることも要因の一つであるものの、ギリウス殿下の勉強不足が著しいのは明らかなことであるからでございましょう。 「…それは良い。余の仕事じゃ」 そう言い、疲れ果てた顔でこの場に現れたのは――この国の国王陛下でございました。 道すがらこれまでの経緯をお聞きになったのでしょう、この世の終わりのような顔をしておいでです。 それでも自分の息子は自分で矯正しなければと思われたのか、震える声で言葉を続けられます。 「ギリウス、お主への教育を間違っておったようじゃ。何度も説明したつもりだったのじゃがな、今一度良く聞くが良いぞ。  『勇者は世界の救世主。魔獣もすべて、逃げ出した』――これは言うまでもなく、魔獣は勇者にしか倒せないことからきておる。魔を纏いしものは、聖を纏う勇者にしか倒せぬのでな。  『勇者は神に愛されて、精霊たちも味方する』――これで表す通り、勇者とは神のいとし子。故に土地の精霊も、勇者を慕っておるのじゃ。この国の作物などがよく育つのは、ひとえに勇者がおる国であるからじゃな。  『語り継がれるその姿、勇者は世界にひとりだけ』――ここをどうやら誤解しておったようじゃが、これの意味するところ、それは勇者は受け継がれていくものということじゃ。勇者は世界にひとりしか存在しないが、逆に言えば、世界に勇者は必ずひとりおるということ。それは、先代の勇者が儚くなられた今、ここにいらっしゃるフィーラ公爵ということになる」 「な、フィーラが、勇者…!?」 「貴様ごときが呼び捨てとは不敬だぞ、ギリウス殿下」 国王陛下の説明に驚きを隠せないといったご様子のギリウス殿下を睨み付けるヴァール殿下。 ギリウス殿下は分かりやすく怯えていらっしゃって、身体を委縮させてしまっている。 蛇に睨まれた蛙って、このようなことを言うんですわね、きっと。 「細かく申しますと、父がここ数年は体調が悪うございましたので、数年前より勇者の役を引き継いでおりました。勇者であれば、各国を回る必要がございますし、体調を崩した父には重荷でしたから」 「でも、勇者が何をするというんだ。確かに作物の恩恵はあるかもしれないが、今は魔獣もいないではないか!確かにフィルフォン・ハイラーク公爵の時世は魔獣がいたし、討伐もしていたと聞くが、ここ数年は魔獣の目撃情報すら聞いたことがない!」 何とか自分達の行為を正当化したいのか、ギリウス殿下はそう叫ぶように仰られました。 婚約者であるのに、私のことを知ろうともなさらなかったのが分かり、思わずため息が出てしまいます。 「それは、フィーラ殿が勇者の力を使い結界を張ってくれているからだ。フィーラ殿が勇者を受け継いで――まぁ、そのときは確かに公爵令嬢の立場であったが、フィーラ殿は勇者としての力を、フィルフォン・ハイラーク公爵よりも多く持ち合わせていた。だからこそ、直接でしか討伐できなかった魔獣たちを結界で抑えることができているのだ」 「けっか、い…?」 「ええ、そうですの。結界も定期的に見回らなければ、少しずつ力が薄れてしまいますわ。それで、定期的に各国を回っておりますの。ですので、各国の貴族の方々、並びに王族の方々には私が勇者であることは周知の事実であることと存じます。私としては、何故私の婚約者であったはずのギリウス殿下がご存じないのかが不思議でなりませんわ」 私が首を傾げてそう申せば、周りにいらっしゃる貴族の皆様方も深く頷かれていらっしゃいます。 皆様私が各国を回った際にお会いしておりますし、中には結界を張る場に同席された方もいらっしゃいますものね。 「で、でも!その女が私を虐めたことは事実なのです!それは、勇者だからといって許されることではありません!」 「貴様…っ!フィーラ殿をこれ以上愚弄する真似は許さんぞ!」 まるで正義で悪を断罪するように、大きな声を上げられたのはローズ嬢でございました。 錚々たる皆様方の前でこのように堂々と発言なさるのは、いくら貴族社会をご存じでないとはいえ随分と面の皮が厚くていらっしゃるようですわ。 私の代わりに怒って下さるヴァール殿下をお止めして、ローズ嬢の前に出る。 「先程までお話しておりました通り、私は結界を張るために各国を回らなくてはなりません。そのため、学園へ通うことは難しいことでしたので…試験を受け、飛び級で既に卒業しております」 「な…っ、そ、そんなの聞いてないわよ…!」 「ギリウス殿下はご存じであった筈ですわ。国内の会議でもお伝えしておりますもの」 会議は真面目に聞いていらっしゃらなかったのだろう、ギリウス殿下は苦虫を噛み潰したような表情で私の向けた視線から逃げる。 学園での虐めをつらつらと挙げていらっしゃいましたが、王国でセキュリティーが張られている学園は私でさえ卒業してしまえば気軽に入れるところではございません。 ですので、学園に在籍していないことは、ローズ嬢への虐めなどできようはずもないことと同義でございます。 「勇者であり、公爵家当主であったフィーラ殿をありもしない罪で罪人扱いし、身分のはく奪を王子風情が行った。――これは、エラデリア王国の失態であるな。国内のことは、この国の陛下でご対応願おう」 「相分かった。騎士よ、この者共を捕らえよ」 「ち、父上…っ!!」 「きゃあ、何するのよ、未来の王妃に不敬よ!離しなさい!」 ギリウス殿下と、ローズ嬢が騎士兵に捕らえられる。 騎士兵に引きずられながら、尚ローズ嬢は私を睨み続けていらっしゃった。根性のあるお方ですわ、他のところで有効活用できたら宜しかったのに。 「…此度の不敬、大変申し訳ない」 エラデリア王国国王陛下からの直々の謝罪を、私も静かにお受けした。 一瞬場が静けさに支配され、陛下が顔を上げた雰囲気を察して私も顔を上げます。 「――皆様方、本日は父のためにお集まり頂き、感謝申し上げますわ。少し騒ぎはございましたが、エラデリア王国の皆様方におかれましては、今後も私が結界を保持致しますのでご安心くださいませ」 「…恩に着る…、」 国王陛下の心の底から出たような安堵の言葉。 周りにいらっしゃるエラデリア王国の貴族の方々も安心したご様子であられますわね。 「ただ、婚約の際に交わしました約定によって、私はこの国を離れディーク帝国に移ることとなりますわ。魔獣は来ないままでございますが、作物は今までより育ちにくくなるかと…そちらは、皆様方でなんとかしてくださいませ」 元々、この国は左程よい土地ではなかったようです。 先代勇者である私の父がここに居住することを決めたのも、この地は極端に精霊の加護が薄く、枯渇した土地であったからと伺っております。 そのため、この国の国王陛下からの懇願により、勇者の恩恵が受けられるよう、勇者の娘である私とギリウス殿下との婚約が決まったのでした。 ですが、やはり私の父も勇者であったとはいえ人の親。 私には不幸せな結婚はしてもらいたくなかったようで、王国側からの何かしらの不義があったときには、その婚約は破棄できるように約定を取り決めました。 そこで次の候補となっていたのが、帝国唯一の皇子であったヴァール殿下であったのです。 「…フィーラ殿」 「はい」 「私は、以前より貴女をお慕いしていた。だからこそ、自分を次期候補として頂くようお願いしたのだ。――今となって、信じられんかもしれんが…どうか、政略的なものだけでなく、私と手を取り合えるような夫婦となってもらえないだろうか」 ヴァール殿下はそう言うと、私を見つめたまま膝をつかれ、手を差し伸べられました。 帝国の次期国王ともあろうお方が、勇者とはいえただの平民となってしまった私にひざまずかれる等、あってはならないことです。 …あっては、ならないことなのですが。 あまり表情を変えないヴァール殿下の切なげな表情に、思わず顔に熱が集中し、お止めする言葉も出てきません。 恥ずかしながら一言も発することができないまま、私がなんとか手を動かし、ヴァール殿下の手をお取りすると、ヴァール殿下は今までで一番口角を上げられ。 その微笑みに、私はくらくらと立ち眩みがする思いなのでした。 ――ああ、願わくば。 貴方と、手を取り合う夫婦となれたら、なんて素敵でしょうか。
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