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6.応接室で二人は
ここの階段は古いので降りたり上ったりするときに靴の音がして、降りてくるのがわかってしまうのだ!
私は靴を脱いで、忍び足で降りた。
ここのビルは自社ビルで一階はテナントが入っていたが、今は不景気のあおりか今は空室状態だった。
そこの一角を、応接室と会議室に変えたのだ。
応接室に明かりがついていなかった。
ん?お客様は帰ったの?
所長と中西さんは?
何処に行ったの?
先にお昼に行っちゃたの?
私に声もかけないで?
まだ、11:10だよね?
酷くない?私の存在を全く見えて無いのか?
『この、くそったれ!』
私は大声で叫ぶところだった。
その時、応接室から何やら声が聞こえてきた。
明かりがついてない応接室から、ナヤメカシイ声が聞こえてきた。
「あ~ん♪所長〰️💦だめです。」
ん?なんだなんだ?何が始まってるの?
私は応接室の外の壁に耳を壁にこすり付けるように耳を立てた!
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