魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている13~赤と白~

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 子どもたちを放って、先生は先生で頭をフル移転させていた。 「どうりで……」  どうりで、とルドーニはヴァフィラとの情事を思い出していた。  彼とのキス。唾液をおもいきり吸う行為だ。  彼への口淫。精液をおもいきり飲み下す行為だ。  その他にも、零した涙にキスするし、流れた汗を舐めとってやる。 『毒を使役する大魔闘士は、その身体を流れる血液ですら猛毒』  この言葉、忘れたことは無い。  血液でなければ大丈夫かと、たかをくくっていたのだ。  どうりでオーラルセックスの最中に、ひどく酔ったみたいになるわけだ……。  知らず知らずのうちに、毒が身体を蝕んでいたのだ。
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