魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている13~赤と白~

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 あの野郎、などとナッカを罵りながらも、腕を引く力は緩めないルドーニだ。  聞き分けの無い男に、ヴァフィラは実力行使に出た。 「痛い! ヴァフィちゃん、いきなり殴るなんてひどい! しかもグーで!」 「今から出かけるところだったんだ! 邪魔をするな!」  床にしゃがみ込んだルドーニを置いて、ヴァフィラは外へ出ると勢いよくドアを閉めた。  今から出かけるところだった。  それは嘘じゃない。  しかも、ルドーニ先生の授業参観に行くつもりだったのだ。
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