魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている13~赤と白~

25/40
前へ
/40ページ
次へ
「一昨日、た~っぷりいただきましたから? アレが血と同じなら、俺は今頃墓の下~♪」 「ば、バカッ」  大丈夫、とルドーニは今一度ヴァフィラを抱きしめた。  彼の涙目に、軽く口づけた。 「俺は、ヴァフィラの毒で死んだりしねえから。それだけは、間違いないから」 「ん……」  あやすように背中をぽんぽんと叩いた後、ルドーニはようやくヴァフィラから離れた。 「ランチの準備、途中で放り出してただろう? 仕上げはやっといたから、食おうぜ」 「ありがとう」  ヴァフィラの口元に、ようやく微笑みが戻ってきた。  それを見たルドーニは、今度はにっこり優しく笑った。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加