三話 [裏切り者]

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21XX年1月2日PM3:50 秘密基地 会議室 カナタからどういう経緯でクイナ達を集めチームを作ったかを聞かされ 全員が納得し覚悟を持った このチームはカナタの監視により 二つの組織と共同で活動し 変死体の調査と裏切り者の調査を始める事となる そして ここからチームにスパイとしての任務を告げる 「表向きは皆には普通にE.D.Oとハーフ組織と共に働き街の安全を守るのと一緒に調査を頼みたい。 そして、 共にしたE.D.Oとハーフ組織のメンバーをよく観察し怪しいと思ったらとことん突き止めて欲しい。 何をするかは君達の自由。 配置や所属先は上の指示に従って欲しい。 後は隠密活動。出来るかな?」 カナタの問いかけに全員が頷く 「それでなんだけど、 今の皆の実力だと組織の者達にはついていけないし、足でまといになる。 本格的な活動は少し先になるし、 2月の予定だからそれまでに個人で各々 鍛えたり能力を磨いたり好きな時間を過ごして欲しい。そこは自由で構わないよ。 その代わり、 2月からのお休みは1日も無いと思ってね。 結構ブラックでしょ。笑 だけど一緒に頑張ろうね。 …じゃ、 僕はおそらく拗ねてる妻を宥めに帰るよ。 何かある時は遠慮なく連絡してくれていいからね。後は皆で親睦を深めるなりして過ごして欲しい。それじゃ!」 カナタは先に秘密基地を後にした カナタが帰った後はほぼ初対面のメンバーだけになった どう接していいかそれぞれが模索してる中 突然にクイナが何かを思い出したかのように おもむろにスマホを取り出しカナタへ電話する 「…あ、もしもし!パパ? 流れ的に言いそびれちゃったんだけど、 ケイヤは?あいつはこのチームには入らないの?」 カナタが返事し それに対しクイナは 「あ、そっか。わかった。 それなら納得。気になったから聞いただけ! ありがとう。パパ! ママの機嫌 良くしといてね!ばいばい!」 要件を伝え答えを貰うと直ぐに電話を切る 「ケイヤ…ハーフ組織所属か。 ちょっと羨ましい」 ため息をつきながら周りを気にせずに椅子に座り机へ寄りかかる そんな自由すぎるクイナをメンバー達が見て 若干不安がっていた そんな中 あるメンバーの1人が全員に提案を持ちかける 「ねぇ、チーム名と役割を決めない?」 シュートだった
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