四話 [コティア]

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21XX年2月2日 AM1:30 海 コティアと別れたケイヤは病院に居ずらくなり海へ逃亡してきた ケイヤが居る所には海を眺められる所に ベンチが置いてありそこに座っていた 一本の街灯が灯り 海の方向は逆光で真っ暗で何も見えない しかし 波音だけが聴こえ心を静めるには丁度よく 心地がいい場所でもあった ケイヤは目を閉じ 音だけを感じ無で居ることにした しばらく無の世界に居ると ふと少し前の出来事を思い出す ------------------------------ 過去 21XX年1月2日 PM2:00 弘前家 「ただいまー」 ケイヤは気まずくなり 外で時間を潰し帰宅した すると 「おかえりなさい!」 元気よく笑顔で迎え入れてくれたのは 母親のキヨカでは無く 「ただいま、お母さん」 祖母のカレンだった 「朝、一緒に過ごせなくてごめんなさい。 みんなは?」 何も知らないカレンが聞くと 「実は色々あってね…」と ケイヤはカレンに近付き頭を差し出した 「あら、いいの?」 カレンはケイヤの頭に近付き自分の頭を重ねた カレンは鬼の力で相手の頭を自分の頭に重ねると相手が伝えたい思いを受け取る事が出来る ケイヤから記憶を貰い把握した 「なるほど… くーちゃんまたママと喧嘩してしまったのね。 けーちゃんもか」 カレンは腰に手を当て呆れていた するとケイヤが 「ママは?居ないの?」 カレンに問いかけると 「あ、そういえばメモが置いてあったわ。 どうぞ!」 ケイヤに笑顔でメモを渡す ケイヤはメモを読んだ (ケーちゃん、 帰ったきたらハーフアジトに来て。 直ぐにね?)と書いてあった 「ハーフアジト?なんで?」 カレンに問いかける 「さぁ? 今日はカケルもハーフアジトへ行ってるのよね。気になるなら行ってみたら? 私は美味しいご飯を作って待ってるから」 カレンはニコニコで料理の支度を始めた 「わかったよ、お母さん。 行ってくるね。パパや姉さんが帰ってきたら、 一応説明しておいて。行ってきます」 玄関に移動した 「了解です。行ってらっしゃい。 気をつけてねー!」 笑顔で見送った
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