四話 [コティア]

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同時刻 21XX年2月3日 AM10:00 E.D.O 秘密基地 カナタが刺され動揺するも TwinQuartersのメンバー達は各々ちゃんと自分の役割を果たしていた そんなメンバー達だが 実はあるメンバーに不思議な事が起こっていた カナタが刺された事を気付けなかったメンバー達だが あるメンバーだけは目撃しており カナタに急いで近寄ると気が付けば何者かの力によって別の場所へと飛ばされており 隣町に居たという そのメンバーは 「人を移動させられる能力を持ってる人ってハーフメンバーに居た?」 クイナだった すると 「本当に隣町に飛ばされたって言ってんのか? ちゃんとお前は僕の隣に居ただろ?」 ゲンキがクイナのアリバイを実証 「本当なんだってば! パパがキングって奴に刺されて、 私は慌てて向かったの!なのに!」 クイナは必死で伝えるが 「でも私もクイナさんの隣に居たんですよ。 それにもし仮に弘前氏の元へ向かったなら、 流石の私達も気付きますよ?」 ノゾミが説明する 「そんな……」 クイナは軽くパニックになり しゃがんで頭を抱えてしまった そんなクイナの姿を見てラエルは 隣でしゃがみ頭を優しく撫でていた するとミクが突然 「いや、待って。 私はちゃんと走ってるクイナを見たよ? 弘前氏が刺されてた事には気付かなかったけど …」 クイナが走ってる所を目撃していた 「ん?待てよ。そういえば俺、 黒髪のイケメンと複数の美少女達を、 あの現場付近で見かけたんだけど、 あんな人達E.D.Oやハーフ組織に居た?」 シュートが問う 「黒髪イケメン? やめろって照れるだろ」 ゲンキがガチで照れる 「やめろお前は」 ミクが普通にツッコム 「うん、ゲンキでは無い。うん」 シュートが呆れていた すると 「ちょっと待ってください。 現場に居た職員達の全データ調べてみます」 ノゾミがデータベースにアクセスし調べ始めた 「しばらく時間かかりそうだから、 ご飯食べて来ていい?」 ゲンキが呑気に食事に行こうとしていた 「…」 ミクがゲンキを睨んでいる 「クールなミクさんを怒らすと多分、 後で厄介だよ?ゲンキ」 シュートがゲンキに改めさせる 「...悪い」 ゲンキもやっと空気を読んだ 「シュートくん、 その黒髪の人の年齢層は?」 ミクがシュートに問う 「んー、俺達と変わらない感じだった。 それに大人しそうで知的?な感じもしたかな」 印象まで答える 「なるほど、あいつに似てるな…」 ミクは顎に手を添え考える 「あ、それと、 どこか弘前さんに似てたような…?」 シュートは頑張って顔を思い出そうとしていた 「え…?」 ミクが動揺する するとクイナが立ち上がり おもむろにスマホを取り出しイジりだした そこに 「皆さん!結果が出ました! 今、モニターに出しますね」 ノゾミが調べ終わり一人の男性のプロフィールを開いた そして クイナはスマホの画面をモニターをバックにシュート達に見せ 「もしかして私の弟だったりして。笑」と 冗談っぽく出すと モニターのプロフィールと クイナが見せた写真の人物が 一致した そして… 「……この人だ」 全員 「えっ!?」
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