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記憶の中
2月4日から聞き込みを始めて
微量だが進展があった
最後の変死体事件の日に若者3人を目撃したと情報を得る
その人物にケイヤの写真を見せると
似ていると発言しメンバー達は更に聞き込みを続けた
ケイヤで間違いないと踏み
今度はケイヤの身辺調査も並行にする事にした
クイナは一人でケイヤの後をつけ尾行を開始する
しかし
結果は何の進展も無く
ケイヤはいつ通りに実験材料を買いに行き
自宅で実験をしていた
その頃
残りのメンバー達はケイヤと一緒に居たと思われる二人の情報を掴んでいた
二人の調査を行ない
ノゾミが見事に割り出した
すると
芋ずる式でどんどんと情報を得る
およそ6人の情報を掴み
その情報を元に会いに行く事にした
それぞれ別に呼び出し接触を試みる
結果は
ミクは二人の女性に接触完了
ノゾミは一人の男性に接触完了
シュートは一人の女性に接触完了
ゲンキは二人の男性に接触完了
ラエルはクイナと共にケイヤを見張っていた
メンバーそれぞれに接触を完了し
それぞれが身分を隠し困った振りをして
一箇所に集める作戦を実行した
その頃クイナとラエルは
あまりにも暇で寝てしまった
21XX年2月10日 午後 夕方
中央公園 噴水前
それぞれが公園の噴水広場へ連れてくる事に成功し容疑者達の反応を疑う
しかし
容疑者達は目を合わすも知らんぷりする
まるで他人のようにすれ違った…
これ以上の接触は危険と感じたメンバー達は
やむを得なく自然な形で解散へ
だが
これで終わらせないのがTwinQuartersである
わざわざ集合させたのにはある理由があった
もちろん容疑者達の様子を疑うのが一つの理由ではあるが
重要な目的はゲンキに接触させる事だった
ゲンキの能力で6人のスマホをジャックに成功
これからは容疑者達のスマホ情報を調べ
今後の行動を監視する事にした
メンバー達は一旦
E.D.Oに戻り整理する事になり
噴水広場を後にした
「これは一体…どいうこと?」
噴水広場の中央にケイヤは立っていた
シュートの能力は見せたい記憶を流し込むと
本人の潜在意識がその場面へ飛び擬人化し
そこに存在する事になる
もちろん外部接触は不可能
あくまで観戦なのだ
「あの人達は誰なんだ…
なぜ俺が一緒に居る事になってる。。。」
状況に理解ができず突っ立っていた
すると場面が変わり
日付も変わっていた
21XX年2月15日 深夜
新たな変死体事件が発生した
しかし
今回はいつもと違う事が…
それは
被害がゼロだった
その理由は
「やっとだな…やっとだぜ」
団地を殴ろうとした変死体覚醒後に
近くにあった電線達を利用し巻き付け動きを封じ込めた
「よくやったゲンキ…!」
シュートが近寄る
なんとTwinQuarters達は先読みし
覚醒前には間に合わなかったが
暴れ出す前に止める事が出来た
そして
事件現場近くに
「ケイヤ!やっぱり…なんで!」
遠くで7人の人影が見え
その中にどう考えてもケイヤにしか見えない人物が居た
「とにかく追いかけないと!
今度は現行犯で捕まえられます!」
ノゾミが全力速で追いかける
しかし…!
「どうして…!?」
ノゾミの能力なら一瞬で捕まえられるハズが
7人が居た所に着くと既に7人の姿は無かった
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