五話 [目撃情報]

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記憶の中 21XX年2月20日 午後 E.D.O本部 変死体を確保したメンバー達だが その元凶の容疑者達は取り逃してしまい キングに酷く責められていた メンバー達はケイヤの事はまだ誰にも言わずに居た その理由はハーフ組織がケイヤを調べてる事がキングの耳に入ってしまったからだ きっと元凶の中にケイヤが居るとわかったら 何も聞かずに殺しかねない メンバー達はケイヤに真相を聞くまでは ハーフ組織やE.D.Oに渡す訳には行かなかった その為にもクイナは気持ちを押し殺して ケイヤとは家でもいつも通りに接していた キングに叱られた後は基地に戻り 今後どうするかを話し合っていた 21XX年2月20日 午後 秘密基地 メンバー達が会議してる後ろで 記憶の中に居るケイヤは震えていた 「どうして俺があの中に居るんだ… それにハーフ組織も俺を前からマークしてた? なんでこんな事に…俺が一体なにを」 すると急に場面と日付が変わり 再び噴水広場へ居た 21XX年2月29日 深夜 噴水広場 「また変わった…ここは噴水広場? どうしてこんな遅くに? 確かこの日は…」 ケイヤは何かを思い出していた すると 遠くから見え覚えのある人物が噴水へ近付いてくる 「え、どうして…」 ケイヤは一気に背筋が凍り固まってしまった 噴水へ到着したある人物は独り言を吐く 「計画は順調。3月3日の深夜。 都内某所で決行する。 ニューデーモンは五体だ。 これで合計10体…完璧だ。これで、 全ての準備が整う。頼んだぞ」 そう言い切ると黙って姿を消した すると遠くから複数の声で「了解」と 聞こえてきた その光景を近くで見ていたケイヤは 「そんなハズが…こんな事って…… なんで俺が支持してるんだよ!」 ある人物の正体はケイヤだった… そして 後からTwinQuartersのメンバー達が噴水広場に集合していた 「3月3日…ニューデーモンって何?」 クイナが怒りを抑えながら皆に問う 「きっと変死体覚醒後の名前だろう… 新たな鬼…まんまでダッサすぎだろ」 強く拳を握りながらゲンキはつぶやく 「ひな祭りなのになんて事を…」 ノゾミも怒りを込み上げていた 「とにかく、ゲンキのおかげで、 未然に防げそうだ。助かるよ」 シュートも怒りを抑えながらも冷静を装っていた 「絶対に止めよう。 …最後まで信じてたのに。 あいつだけは…違うって」 ミクの目には涙が溜まっていた 「…」 ラエルはミクに近寄り優しく抱きしめていた そして ミクを見てるケイヤは 「違う…ミク。俺じゃない! そいつは俺とは違う! 俺はこの時…!」 「はい、そこまで」 ケイヤはミクに何かを言おうとした時 現実に戻された
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