一話 [集い]

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21XX年1月2日AM11:30 E.D.O事務所 親子二人は事務所に着いて早々 地下へと向かった しばらくして 地下に着くと暗い一本道の廊下が真っ直ぐと どこまでも続いており ただ前へ進む そして しばらくすると突き当たりに一つの扉が見える 扉を引いて開け 中へ入ると物置部屋みたいな資料や物や机が沢山そこら辺にみっちりと置いてあった 散らかっている物達を避けて奥へ進むと もう一つの扉が存在した しかし カナタはその扉には向かわず 右端の一つのロッカーへ手をかけた ロッカーの扉を両手で一気に開けた 中には何も入っておらず ごく普通のロッカーだった だが すかさずカナタは勢いよく再び両手で扉を閉める! すると ロッカーの中から鈍い音が鳴り ゆっくりと扉を開けるとそこには 全く何も無かったロッカーの中の底に 地下よりと更に深い地下へと続く階段が現れていた 「なにこれ…凄い」 クイナは幼い頃から頻繁に事務所へ遊びに来ており地下へも何度も足を運んでいたが こんな仕掛けは初見(しょけん)だった 「実はずっと前に※ユメカに作って貰ったんだ。 …少し前から密かにプロジェクトが動いていて 隠密に動かないとイケないし作戦も練らないとイケないからね」 カナタはクイナに説明する 「ここで何度も遊んだのに全然 気づかなかった ...とても重要なプロジェクトなんだね」 クイナは真剣に話すカナタを見て 色々と覚悟を決めた 「じゃあ、行こう」 カナタは先へ階段を下った ※ユメカ ハーフのメンバーで主に幻術を使う能力者 現実化も同時に使え幻術を現実に実体化も出来る
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