六話 [正体]

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六話 [正体]

五体のニューデーモンが現れ 被害は出るもマサトの活躍で最小限に抑えられた それから1ヶ月後の4月4日 謎の集団に敗北してしまった ハヤテ・ケイタ・コウキ・レイカ・マイカ・ユメカは懸命な治療により無事に回復し 同時に退院を迎えていた しかし マサトは今も尚 目を覚まさず深く眠っている 全ての力を出し切り 命までもを削ってしまったマサトは 昏睡状態から抜け出せず 医師にもいつ死んでもおかしくないと判断され 覚悟をもって接して欲しいと告げられる… そんなマサトの娘のミクは マサトが入院してから毎日 病院に通い付き添っていて1ヶ月もの間 一度もE.D.Oには顔を出さず TwinQuarters(ツインクォーターズ)の活動も無断で休止していた 1ヶ月の間には変死体やニューデーモンは一切現れず 謎の集団の動きも嘘みたいに止まっていた しかし ミクを除いたTwinQuartersのメンバー達は 今も調査し謎の集団について調べていた ケイヤもハーフ組織の主力がいない分 キヨカと一緒に二人で活動していた ハーフメンバーの6人も入院はしていても 傷は一週間くらいで治ってしまい 暇を持て余し メンバー全員が同じ部屋にすることを希望し 6人は今後について語り合ったり キングについて議論をしていた E.D.Oのトップが不在になった今 誰がトップになるか会議をする必要があり 6人は勝手ながらカナタを推薦しようとしていた 実は ハーフ組織もE.D.Oの役職を決める権限を持っていて会議に参加する義務があった しかし E.D.Oのトップは知らない間に決まっていた その人物の名はジョーカー 正体は不明でどこから来たのかも不明 情報が一切乗っていなかった キングはE.D.Oに内緒で遺書を残し 引き継ぐ者の名前を記していた だけど キングが裏切り者となった今では遺書など 効果は無効で破棄されていた だが 実はハーフ組織のトップにはキングの妻で クイーンという人物が存在していた クイーンはキングとは違って正統に上り詰めた実力者 そして クイーンは純血でコティアの母親でもあった つまりコティアはキングの義理の娘にあたり クイーンとキングは再婚だった しかし キングが死んだ今 クイーンはジョーカーと再婚していたのだ そんなクイーンもE.D.Oの役職を決める権限を持っていてジョーカーを指名し キングの記した通りにジョーカーがトップになる事になった 後に このジョーカーが国を揺るがす大事件を引き起こす事になる…
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