六話 [正体]

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21XX年5月10日 PM1:00 都内某所 駐車場 ラエルが突如消え メンバー達は周辺を血眼になり探した しかし 必死になっても見つからず メンバー達は困惑していた 諦めざるおえない状況になっていた すると 何も無い空から突然ラエルが落ちてきた 「ラエル!」 クイナが走り出す 残りのメンバーも駆け付ける ラエルに外傷は無く眠っていた 変死体は一緒では無かった 「よかった…ラエルくんが無事で」 ノゾミが安心から腰を抜かす 「お前…ちゃんと説明しろよ?」 ゲンキがしゃがみながら呟く 「ラエル…」 シュートはじっと見ていた 「帰ろ?ラエル」 クイナはゲンキとシュートにラエルを担がせ 秘密基地へ戻った その様子を後ろで見ていた者達が居た その者たちは以前にハーフメンバーを全滅させた謎の集団だった 「なるほど…新たなチームって事か」 サトルが呟く 「ハーフ組織より強いのか?」 カイセイが皆に問う 「どうかな?本物かどうかは戦ってみないと」 シロセが返す 「見た感じあのデカいの以外は弱そうだけど、 それにあのデカいのは覚醒を食い止めたよね… ただ者じゃないよ?」 マキが話す 「……遊びたかったな」 エノンがラエルを見ながら呟く 「やっぱり私はケイヤくんの方がいい」 リコが背を向けた 「ケイヤはキングだ、死んだよ」 サトルが返す 「確かに…悲しい。本物に会いたい」 リコが落ち込む 「首切りだぞ、おっかないわ」 サトルが再び返す すると 「行こ?」 シロセが言うと 謎の集団は揃って一瞬で消えた
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