一話 [集い]

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21XX年1月2日PM12:00 秘密基地 会議室 中へ入るとそこには5人の仲間がそれぞれの場所に腰をかけていた 一人は頑固そうな顔立ちでメガネでショートカットの黒髪の10代の女子 一人は金髪で身なりとは反し常にニコッと優しそうな10代の少年 一人は制服を着用しスマホをイジり少し長髪な髪型をし長めな前髪を常に触るオタク気質の10代の少年 一人は座らず敬礼して立っている生真面目そうな10代の女子 一人は短髪黒髪だが明らかに見た目が白人で日本国とは違う血が入ってる青年 少し怯えてるようにも見える 個性豊かな5人を確認し クイナは5人の横にカナタは6人の向かい側の巨大モニターの前まで移動した そして カナタは5人に話しかける 「お待たせしてごめんね 娘と少しデートしてたんだ」 嬉しそうに話す するとクイナは 「ちょっと」とカナタに何言ってるのっと言わんばかりの圧をかけた 5人もまた冷たい視線を送っていた 「あはは…ごめんなさい」 少し頭を下げる そして カナタは本題に入るためバックの巨大モニターが皆に見えるように壁際へ移動した 全員の視線をモニターに移させリモコンを取り出し 「皆の自己紹介の前に、何故、 君達を呼んだのか理解して欲しく、 まずはこの映像を見てほしい」と言い 再生ボタンを押す 会議室が暗くなり 巨大モニターに映像が映し出された 巨大モニターに映し出された映像は 二十数年に起きた事件の映像だった 突然の不可解な殺人事件が起こり 街に鬼が現れたり 巨大な雷が降ったり 巨大な隕石が三つ降り掛かったり 大量の鬼達が人間を襲ったりと あまりにも無残で(むご)い映像を当初E.D.Oが監理してたカメラに収めてあった物を流している 映像が切り替わり ある市の広い駐車場が映し出されていた その映像の右下に日付が記載されていた 現在から約1年前の[21XX年2月14日AM3:45]だった そこの駐車場は広い割には街灯が少なく薄暗く 車も人気(ひとけ)も少なかった しばらく見ていると突然 監視カメラの視界外(しかいがい)の上から一人の人間が落ちてきた その人間を拡大すると首は無く血も流れていない 変死体だった 首が無く血も流れて無い事から誰しもが 鬼の仕業だと確信した しかし 何故こんな事をするのか理解に苦しんでいた そして しばらくすると……
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