俺は 伊集院奈々子 をチョイスした☆

3/6
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
【俺は 伊集院奈々子 をチョイスした】 「父さん……父さんに紹介したい女性がいるんだ。 実は……(ああで)……(こうで)……こういう事なんだ。」 「なるほど……つまり、父さんと その伊集院賀奈子さんに仲良くしてほしいって事なんだな…?」 「うん……そういう事なんだ。 どうかな?」 「倫太郎から聞く話では美人そうだし、会ってみて先方に気に入ってもらえば父さんは良いけどな。」 「さすが……話が分かるね、賀奈子さんは素敵な女性だから、父さんも気に入ると思うよ。」 ………………………… さっそく伊集院賀奈子と玉木倫之助との顔合わせの場が設定された。 「いつも……倫太郎がお世話になっています…… 私は父の玉木倫之助です。 どうぞお見知り置きを……。」 「玉木さん、こちらこそ倫太郎さんにお世話になっています。 倫之助さんは何に興味がお有りになるの……?」 「投資やボランティアは仕事関係ですが、個人的な趣味はフラワーデザインをやっております。」 「まあ奇遇だわ……私も生け花は得意ですのよ…… 次回には趣味で盛り上がりたいですね。」 「賀奈子さんは実にお美しい…… 花に例えるなら胡蝶蘭でしょうか…… 華麗で清純……その蕾を味わってみたいものです。」 「倫之助さま……女は魔性です。 華麗に着飾ってはいますが…… 果たして清純が当てはまりますかどうか…… それに……それでは奥様に悪いのでは……?」 「まだ息子から聞いておいでにならないかも知れませんが……離婚して久しくなります。」 「そうですか……それでは気兼ね無く…… お付き合いが出来ますね。」 「はい、今は特定のパートナーもおりません。」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!