第一章 最悪の金曜日~やけ酒と過ちの一夜

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 恋人だった健司はサッカーをしていた。その彼に負けない身体に弥生は驚いた。何か言いかけた弥生(みお)の唇を、冬夜はキスで封じてきた。  何を言いたかったか分からない弥生は、彼のキスに夢中になった。  生まれて初めてキスだけで快感が身体に走る。身をよじる弥生を見て冬夜はいたずらに微笑みながら、彼女の服のボタンをゆっくりと外していった。  その視線さえも弥生を興奮させた。  気づくと弥生は服をすべて脱がされていた。肌を彼の手や唇が覆うと、快感に抑えきれない声が上がっていく。  「いや……じらさないで。お願い、来て」  快感に震える弥生に冬夜は嬉しそうだ。  「分かったよ、弥生」  呼び捨てに驚く間もなく、冬夜が弥生の中に入ってきた。充分に(うるお)った彼女の中心が冬夜を喜んで迎えている。  次の瞬間、電気が走るような快感に弥生の背中がしなった。冬夜の身体も震えている。
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