夢のなかへ

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夢のなかへ

 目覚ましが鳴ったので目が覚めた。  北はまた寒さを思い出したらしい。雪解けの綺麗な感じが遠ざかっては近づいた。長い間寝夢っていたような気がしたのでカレンダーを見た。 *13月33日*  丸一日寝夢っていた。どんな夢を見たか今日は覚えていたのでベッドから出て引き出しを開けてノートを取り出した。 「あの人(?)は猫。多分お腹を空かせた方。」  ご飯を強請りに来る猫はいつから来たっけ?なんてことを考えていたらお腹が唸ったので北の窓の部屋を出た。寝夢っていたので作り置きのスープがなかったのを残念に思って缶詰とパンを食べて、本を読んだ。南の窓の外を見つめていると構ってほしい猫が来たので今度は玄関から入れた。  猫がご飯を強請りに来ないのはそういうことだろう。今日は寝夢らないのはそうだからなのだ。北の窓の部屋に戻ってベッドに潜った。明日は雪解けがいいな。 *AM 25:59* *13月32日* *PM 49:00*
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