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はなちゃん、小学生になったよ。
髪切ったんだ。
すごく似合ってる。
裕樹君がね、はなちゃんの背中に鉛筆を刺しちゃったんだ。
いっぱい血でたよ。
でも裕樹君、謝らないんだ。
はなちゃんも気づかないんだ。
白い服にね、いっぱい血がついたんだ。
はなちゃんの友達の女の子がね、「はなちゃん、背中どうしたの?」って言ったんだ。
そこではなちゃん怪我してることに気づいたんだ。
その後はなちゃんね、「大丈夫だよ。痛くないから。」って、笑顔で言ったんだ。
はなちゃんね、心配させたくなかったんだよ。
でもね、「あんなに血でてたのに痛くないわけないじゃん。嘘つき。」とか、「痛くないわけないのになんで笑ってんの。変だよ。」って、皆はなちゃんに言ったんだ。
はなちゃん傷ついてたよ。
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