護る者の眼

1/12

30人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ

護る者の眼

「大天狗の磐座(いわくら)の前で、木々の合間を飛び交い不浄を祓う小天狗が鞍馬の山にはいるそうな……」  物の怪に襲われていたところを助けられた旅の者や、修験僧らの口伝えで、(すず)こと、涼音(すずね)は『鞍馬小天狗』と、都にまでその名を馳せることになる。  これはその少し前の話だ。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加