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αがΩの誘惑に フェロモンに逆らうのがこんなにも辛く苦しい事だなんて、茜にはわからないだろうな。
俺はボトムスのポケットに手を入れて、くすねておいた特効薬のキャップを外しシャツの袖で見えないようにして隠し持つ。
「あやきの・・・せーし、ほしー・・・。孕んでもいい・・・からぁ」
・・・悶絶。こんな風に茜に言われる日が来るなんて(涙)・・・。しかも再会した初日に!!
好きだから抱きたい。
でも好きだから傷付けたくない。好きだから、同じ気持ちになって欲しい。
αだとかΩだとか・・・そんなの関係無い。
ただの男として、一人の人間として俺を好きになって欲しい。同じ気持ちで茜とひとつになりたい。
だから俺は、本能に任せて茜を抱くなんて、絶対にしない。
な の に !!!
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