2777人が本棚に入れています
本棚に追加
「荷物があるなら今すぐホテルから取って来い」
「え」
「お前はバカか!? αとしてのプライドが無いのか!! 優秀な遺伝子を持っていながらなぜ使おうとしない!! とにかくさっさと取って来い!ほら!!」
物凄い剣幕の茜に追い出され、玄関ドアが勢いよく閉まる。
「は・・・?」
ちょっと待て、さっきの流れはそういうんじゃないだろ。俺の言葉で茜が「きゅん♡」する流れだったろぉ!?
茜が相手だと、何もかも上手くいかない。運命とは程遠いのかもしれない。
俺は溜息を吐きながら駅前のカプセルホテルへと向かう。
最初のコメントを投稿しよう!