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「は・・・ぁ、ぁっ」
「ここ、気持ちイイ?」
浅い部分を解すようにゆっくりと短く行き来され、痛みの中に見つけた僅かな快感が次第に大きくなってゆく。
「・・・んぅ、ん・・・っ」
「茜の声、甘くなった」
自分の反応を逐一見られていることが恥ずかしくなり、俺は咄嗟に手の甲で口を塞ぎ、もう片方の腕で顔を隠す。
「隠しても無駄。こっちは正直だから」
「んんっ!? んぅ──・・・っ」
三本の指で軽く潰すように亀頭を摘まれて揉まれ、せり上がってくる白濁が びゅっ と吹き出す。
胸元を汚し、顔を覆った腕にまで飛び散ったそれを、綾木が ペロリ と舌で掬い飲み込む。
「スゲ・・・茜ってこんな、味なんだ・・・」
「あ・・・・・・ぇ?」
腕の隙間から見える綾木の顔が、瞳が、いつもと違う。いや、違わないのかもしれない、けれどそこにいるのは俺が知ってる綾木ではなかった。
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