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ここに光がある。
間違いなくそれは光だ。
そう言えば光を取り囲む世界は明るいものではなかった。
温かい?
寧ろ、ひんやりしている気もする。
けれども、光は光だ。
明るいというだけで目を奪われる。
明るいというだけでいつまでも見つめていたい。
これは単なる夢なのかもしれない。
これは単なる夢の話をしているだけなのかもしれない。
その光の正体が何であったとしてもその光がそこにあるという事実がまさに光であり、光がないという状態に戻ってしまうならまた寂しいという気持ちを思い出すだけ。
光がある内は寂しいとか悲しいとか切ないとかは忘れられる。
子供みたいな心に戻り光を見つめる。
光があるというだけで光があるという状態と同じになる。
単純だけど面白いね。
単純だけど悪くはないよね。
単純だけど寒くはないよね。
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