アストリンゴゾールとイブ

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アストリンゴゾールとイブ

アストリンゴゾールとはなんぞやというと 昔は日本でも売られていたが 今は海外でしか売っていない強力なうがい薬でAmazonで売られている。 塩化亜鉛が含まれることから 色んな人がセルフ治療に使用しており その効果をブログであげている。 それを、これまたAmazonで購入できる 金属製の綿棒に脱脂綿を巻き付けて 自分でBスポット治療を行うという荒業である。 とりあえず、薄めてやってみるが ちゃんと当たっていないのか出血しない… なので、今度は更に薄めて鼻うがいをしてみる。 そしたら、なんだか痛みが和らいだ気がした。 これは、効果があるぞ! と、ライブの度に アストリンゴゾールで鼻うがい ソンバーユの点鼻 鎮痛剤イブを飲む を繰り返していた。 しかし、やっているうちに ライブ中、動悸が走るようになった。 精神的な病気だろうかと気に病んだが そのうち足にじんましんができるようになった。 以前、イブを飲んでじんましんが出たことがあったので 試しにライブじゃない日に飲んでみたら やはり、動悸が走ってじんましんが出た。 仕方ないのでイブは辞めざるおえなくなった。 そして、今度は 今までになかった黒い粘液を日常的に吐くようになった。 6スポット治療を受けると翌日まで血痰が出るからそのせいかなと思ったが、なんだか様子が違う。 アストリンゴゾールのせいだろうか… と、思い辞めてみたら出なくなった。 後々、調べてみると アストリンゴゾールの成分は 酢酸メチルという湿布薬の成分がほとんどで 塩化亜鉛はほんの少ししか入っていない。 痛みが引いたように感じたのは 湿布薬の効果で麻痺していただけだった。 3000円以上もしたので勿体ないが 今も大量に残ったまま洗面所に放置してある。
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