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上咽頭炎発症と経緯
今、思えば数年前から生理前、必ず吐き気がするようなぐらいの偏頭痛と鼻と喉の繋ぎ目が痛くなっていた。
その度に、勤め先向かいの耳鼻科へいくと
おじいさん先生が鼻に綿棒をしばらく液体を放置させ
それから、喉になにか塗られていた。
あれはBスポット治療だったのだろう。
その頃、全国を旅しながら1ヶ月10本以上ライブをしていたわたしは
忙しさにかまけて、痛くなったらロキソニンで誤魔化すようになっていた。
そして、2017年9月3日
この日はずっとお世話になっている
師匠的存在の方が、昔やっていたユニットと
わたしが始めて一年ぐらいたつユニットとの
ツーマンライブであった。
とても、楽しみにしていて
前日もスタジオで練習をし
当日を迎えた。
しかし、朝起きると
喉の奥がヒリヒリする。
これはヤバい…
しかも、朝は仕事で
新人教育をしていたのだが
その新人がおばさんで
ものすごい咳していて声がガラガラ
それなのにものすごい話しかけてくる。
部屋は窓もない密室状態
更に悪化
とりあえず、ペラックT錠とはちみつ100%のど飴
そして、いつものようにロキソニン大量飲みで本番に挑んだ。
声は一時間、枯れることなくステージを終えた。
沢山の称賛を頂き
「良い声だね」と、言われたこともハッキリと覚えている。
しかし、そこでわたしは
珈琲焼酎を飲みトドメをさしてしまった。
わたしは酒に元々弱くてずっと飲んでいなかったのだが
ここ最近は飲むと周りが喜んでくれることや疲れが精神的にたまっていたこともあり
調子にのって飲んでしまっていた。
本当に後悔している…
喉は更に痛みを増し
そして、翌日、声が枯れた。
日曜日だったので
やっている病院を探したが
近くの駅に2つやっている病院を見つけた。
しかし、ここでも選択を間違える。
わたしは耳鼻科の方へは行かず
早くやっている総合病院へ行ったのだ。
とてもじゃないけど、熱もあり
待つことが出来なかった。
総合病院では喉を見るだけで
結局、渡されるのも消炎剤だけと言われ
ロキソニンなら持ってると言ったら
そのまま帰された。
2500円ぐらいした。
帰り道に
もうひとつの耳鼻科があったが
まだやっている時間ではなく
また、待ってお金を払う気になれなかった。
そして、翌日
仕事後にやっと耳鼻科へ
そこでも選択肢は色々あったが
一時間早くやっていて
内視鏡でみてもらえるところに行った。
喉が赤く腫れているが
点滴するほどではないかなあと薬を色々出された。
「点滴するほどでもない」と、いう言葉が妙に引っ掛かった。
薬は消炎剤、抗生剤、せき止め、吸入器と
色々出されが
飲んでも一向によくなる気配がしない…
特に咳がひどくなる一方
これがまた、後に悪化に拍車をかけた。
3日後にライブが控え
また、その前日は家の人の仕事の手伝いをする約束をしていて
全く声が出ないのに販売に行かされた。
ライブ当日もユニットでのライブだったが
全く声が出ないので
ギター演奏だけで代わりに相方が歌った。
とても、屈辱的でギターを本投げそうになった。
そして、また週末には
大きなライブでのソロ出演が決まっていた。
全く良くならないと再度、耳鼻科を訪ねて
点滴をしてくれと言ったら
点滴より吸入が効くからといわれて
渡されたのはトローチだった。
それから吸入だけをしに
毎日、耳鼻科に行ったが声は一向に戻らず
結局、ライブはキャンセル
そして、また他の耳鼻科へ行くと
咳のし過ぎで声帯全体が浮腫んでると言われて
1ヶ月は歌わないほうがいいと言われた。
しかし、ライブのスケジュールはてんこ盛り
どうしていいかと涙が止まらなかった。
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