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小説というものは、こんな自分に新たな目的や楽しさを与えてくれた、大切な存在だ。
作品を読んで、楽しくなったり、感動したり、笑わせられたり、切なくなったり。そういった感情は、その作品に出会わなければ得ることができなかったものであって、それを人々に与えられるのが小説、物語なのだ。
自分は、どれほどそういった感情を読者に提供できているだろうか。
本や物語の良さを、ちゃんと伝えることができているだろうか。
まだまだ足りない部分だらけではあったとしても。
ずっと、そういう気持ちを忘れないようにしたい。
通知を開くと、それは自分が数か月前に投稿した小説への感想だった。何度経験しようとも、もらった感想を開くこの瞬間は、やはり少し緊張してしまう。
『とても素敵なお話でした。この作品との出会いに感謝します』
嬉しくて、つい笑みがこぼれる。むしろ、感謝するのはこちらの方なのに。
でも、この「作品との出会い」というものを自分が提供できた、ということが本当に嬉しく感じる。
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