25人が本棚に入れています
本棚に追加
端にあった椅子に座り、社長と向かい合いになる
いったいこれと何の話が繋がるのか、予想もつかない。
「この頃、スクールバンドやバンドアイドルが流行なのは知ってるね?」
「はい。綾間でいうヴィーゴですよね」
「そうそう。それでね、去年ぐらいから流行り出しているスクールバンド時代もここからが始まりな気がするんだ」
んで?と、星哉が聞き返す
おい、敬語使え。社長に対して失礼極まりない!
「君たちもバンドアイドル、しない?」
「はい?」
社長のノリに追いつけず、オレ達はまだ別世界にフワフワ飛んでいた
アイドルでも充分やっていけてるのに、バンド?
そんなの無理すぎる。ピアノしか弾けないんですよオレ
「それに、メンバーを今から集めるなんて大騒ぎになります」
「それなら心配ご無用、君たちが県外の仕事に行っている間、バンドメンバーの審査をして推薦しておいたんだ」
この社長は何勝手に事を進めてるんだ。
何も聞いていなかったオレ達からして、現在頭の中は混乱中
最初のコメントを投稿しよう!