第2話 仕事として

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それからなんとかキーをあげ、違う曲も歌ってみる やっぱり上げた方が歌いやすいな。 みんな演奏が上手いんだけじゃなくて、とてつもない才能がある 笑顔であんな激しい演奏ができるなんてすごい事だ それに、所々みんなが遅れて歌う部分があるのだが、それがうまいこと。 あずきは高音が綺麗だし、ソロパートを一部任されたのえるもドラムを叩きながらちゃんとぶれず歌えている 猫屋敷さんも涼しい顔でギターを弾いていた。 バンドに関して何の知識もないオレが、ここにいていいのだろうか。 「はい、今日はここまで!明日は夜7時から9時まで生放送だからね。それまでステラの2人はダンスと歌のレッスン。」 レッスン前には1つ大切な取材が入っていたはずだ それはささっと終わらせよう。 「お疲れ様でしたー」
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