第1話 スクールバンド

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自分もスタジオに入り、ピアノを準備する 練習以外にも曲作りをしているオレは、今度のライブで使う曲を書いているのだ。採用されたらの話だけどね。絶対音感の持ち主はあの子だけじゃないって事。 「ここはタタタンよりタタタンタンの方がいい。」 ポロンポロンとグランドピアノの綺麗な音色が防音室に広がる 熱中すれば時間はもちろんすぎる 「歌詞……どうしよう。」 メロディーはできたものの、歌詞が思いつかないんじゃ進むわけない まずテーマを決めた方がいいような。 うちはヴィジュアル系でもないし、かと言い甘々でもなく。 「何してんの」 「おわっ!」 人が入って来たことにも気づかず、肩に誰かの手が乗ったのでビックリして 声が出る。 (なんだ、星哉か………って、星哉?まだ時間じゃなくない?)
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