第1話 スクールバンド

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時間になり、4階の社長室の前までやってきた 何の報告だろう。と今更怯えてどうするオレ。 「開けるぞ」 星哉が先に中へ入っていったので、あとを追いかけるように自分も中へさっさと入る。すると、思いもしない光景が広がっていた。 そこは社長室ではなく、音楽スタジオのような形になっていたのだ。 オレと星哉はポカンとその場に立ち尽くす 「来てくれたね、ステラ」 ステラとは俺達のグループ名。ラテン語で星や惑星を意味する 社長はオレ達の事を2人まとめてステラの2人と言うのだ。 「ど、どういう事ですか?まさか綾間が無くな……」 「違う違う、そんな暗い話じゃぁな~いよ」 「ビックリさせないでください。こいつそういうの後々気にするんで」 「おや、理人君は案外めんどくさいタイプなんだね?」 「失礼すぎやしませんか?」
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