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季節は桜が舞う春の事
始まりは高校の入学式からだった。
「…ぅ…今、何時…やば!?遅刻する!?」
太陽の射し込む光りで目が覚め携帯の時間を見て急いでベッドから起き上がりあわてて支度をし始めた。
「今日、新入生代表で挨拶しなきゃなんないのに!」
俺は針谷真司よく周りから見た目と性格が正反対だて言われている。
何故か…見た目は運動が得意で勉強が全然、出来ないと思われているが実際は勉強の方が得意で運動が苦手なんだよな…て、解説ばわいじゃない!と言うのも今日から高校一年生なんだけど…昨日の夜、入学式直前だと言うのについ夜更かしをしてしまいいつもの時間に起きれなかったのだ。
「母さん!ごめん寝坊しちゃて…」
支度をし終えた真司は2階の自分の部屋から出て階段を下り1階のリビングに入りすぐにキッチンへと向かった真司はもうすでにキッチンで朝食の準備をしていた母親に謝った。
「おはよう」
「おはよう…俺も手伝うよ…」
真司はそう言ってエプロンを取り出して着けようとした。
「大丈夫よ…今、持っているので終わりだから…」
「え…ごめん」
もうすでに全て作り終わっていてあとは母親が持っているのを食卓に載せるだけだった。
「気にしないの…」
「けど…」
「それに今日は真司の入学式でしょ」
「…そりゃそうだけど…母さん締め切り近いんでしょ…」
「まぁそうなんだけど…さっき担当の人に言ったら今日は良いて言ってくれて…」
「…本当に?」
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