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自殺
『自殺のニュース見るとさ羨ましいって感じるのって変かね』
「いや変ですよ」
『なんでよ』
「なんでも何も周りがかわいそうだし、生きてれば…」
『はいストップ。それ以上言ったら俺はお前嫌いだわ』
「なんでですか」
『周りがかわいそう?知らんよそんなん本人はさ周りのことなんて気にしてらんないの!つらいの苦しいの、なのになんで周りが悲しむからーって気にしなきゃならんのよ
んでさ生きてれば?どうせ良いことあるとか言うんだろ?そりゃあるね100円拾ったとか。
でもさ理由は人それぞれだけど死ぬってさその人にとっては最低最悪な苦痛なことがあったわけだよ少なからず。
それを払拭させるにはさ、それに比例する良いことでも起きなきゃ無理無理
だいたいそんな薄っぺらいありきたりな言葉ならべるやつはさ、じゃあお前はずっとその人が立ち直るまで片時も離れすそばにいて助けてあげれんのかって話
無理なやつが言うなって思うんよね
俺死にたがりだから凄いわかるんよ。何かしてほしい訳じゃない。助けを求めてしまうかもしれない。けど
それをしいることは自分にとってはさらに重荷になるだけなのよ
薄っぺらい言葉をかけてこられるより、いつも通り接してくれた方が俺は嬉しい。』
「じゃあもしそんな相談されたらどうするんですか?」
『俺はそうだな。とりあえず話したいなら聞く。アドバイスしてほしけりゃする。でも止めない。
俺に出来ることは限られてるから、その限られてる範囲ならやるよ。
でもそれでも決めたなら
そっかって言うわ。
それでもしそうなったらお疲れ様でしたって言う。
それを誰かが知って非難しようが何言われようが俺はかまわん。
俺にはなんにも出来なかったんだから、出来ることがなかったんだから
そんな傷なら全然受けるよ。
自殺するほど苦しい苦痛に比べたら全然
俺はさ生きていてほしいっていう自分勝手なこと言いたくないわ
だって疲れてんだよ。
俺もそうだけど
俺はずっとそれで悩んだりもするけど
疲れるんだって考えることが』
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