恋愛

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「本当に恋愛しないんですか?」 『いつもお金くれるなら別にするけど』 「なんて卑劣な」 『いや付け足すと俺にお金くれてそれで満足するなら』 「余計に卑劣な」 『じゃあしない』 「なんでですかー」 『お金が単純にほしいからそれだけ、それで俺のこと好きなそれで良い』 「かーー卑劣」 『あのねーまあ金って聞いたらそう思うんだろうけどさ 時間も物もだいたいのことがお金なの。必要なのは。 俺にはそれがない。 だからさ俺が誰かを好きになったとしてもなんにも与えてあげれないわけ。 たまにいるよ。好きでいてくれればそれで、みたいなーー。 違うのよ。こっちが嫌なのよ。 美味しいもの食べさせたいとか 好きなとこ連れていってあげたいとか 思っちゃうのよ。でもお金ないから無理なのよ。 そんなやつが恋愛なんてする権利ない。幸せに出来ないんだもん。』 「まあそれはわかりますけど、お金をくれたらそれで良いんですか…」 『だからそれで良いよって人ならそれで良いの。勘違いしてるかもしんないけど俺別に好きでもないやつから金もらっても付き合わないぞ』 「えっ」 『なんで好きでもないやつにお金やるから付き合ってって言われて付き合うんだよ。俺の気持ちはー』 「あー」 『俺から金くれとは言わないから』 「それ先に言ってくださいよ。」
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