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「おはよう、れいちゃん」
ほら来た、私の天使!
弾かれたように顔を上げると、そこには天使の笑みを携えた親友・まゆゆこと白河真由が居た。
「おはよう、まゆゆ〜!
まゆゆとクラス離れちゃったよ〜!!」
私は私はまゆゆに縋りついた。
「えー、れいちゃーん!
離れ離れなんて嫌だよー!」
まゆゆもサファイアみたいなハーフながらの綺麗な瞳に涙を溜めて私に抱きつく。
「うわ、朝から変な二人!」
輝もドン引き。
そこにまた、もう一人の天使がやって来た。
「まぁまぁ二人とも、クラスが離れても休み時間とか一緒に遊べ
るでしょ?」
「さあやー!」
おっとりした性格の櫻井彩文が、嘆く二人を励ましてくれる。
「カオス・・・」
輝が呟く。
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