15年目の、愛してる【差分】

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 好きだ、と言いたくても言えなかった、中学三年間。  卒業を機に、思いきって告白した。 「実は俺、遥人のことが好きなんだ」 「? 僕も、たっくんのこと好きだよ?」 「いや、そういう好きじゃなくって」  付き合ってくれ、と顔を真っ赤にして下を向いた拓に、遥人はようやくその真意に気づいた。 「たっくん、いつから……?」 「小学5年生くらいから」  えと、あの、と遥人は口をもごもごさせていたが、やがて恥ずかし気に返事をくれた。
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