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好きだ、と言いたくても言えなかった、中学三年間。
卒業を機に、思いきって告白した。
「実は俺、遥人のことが好きなんだ」
「? 僕も、たっくんのこと好きだよ?」
「いや、そういう好きじゃなくって」
付き合ってくれ、と顔を真っ赤にして下を向いた拓に、遥人はようやくその真意に気づいた。
「たっくん、いつから……?」
「小学5年生くらいから」
えと、あの、と遥人は口をもごもごさせていたが、やがて恥ずかし気に返事をくれた。
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